アンチ・レコメンデーション
以前、個人ブログで「レコメンデーションの逆をしてくれる『アンチ・レコメンデーションエンジン』があったらいいのでは」というエントリを書いたことがありました:
■ アンチ・レコメンデーションエンジン (POLAR BEAR BLOG)
アマゾンなどで実現されているレコメンデーション機能は、「自分の価値観に合うもの」を提案してくれるけれど、違う価値観に触れることが新しい世界を開く場合もある。だから「自分の価値観の正反対にあるもの」を提案してくれる「アンチ・レコメンデーションエンジン」があって良いはずだ -- という内容だったのですが、まさしくイメージ通りの機能を実現したサイトがあるそうです:
■ LibraryThing Creates World’s Worst Recommendation Engine (Mashable!)
以前、このブログでも触れたことのある"LibraryThing"というサイトについて。好きな本を登録して、それに関するレビューや評価・タグを書き込み、他人と共有できるという一種の SNS なのですが、新たに追加された機能について解説されています。その1つが"UnSuggester"というもので、"Un-Suggest-Er"と分解すれば明白なように、「逆の提案」すなわちあるユーザーが読みそうもない本を提案してくれるという機能です。
既に使えるようになっていたので、ちょっと実験してみました。最近のベストセラーということで、"Da Vinci Code"を入力して UnSuggest:
- Lipstick traces : a secret history of the twentieth century
- A thousand plateaus : capitalism and schizophrenia
- Beyond the pleasure principle
などなどなのですが、すみません、全く聞いたことがない本ばかりでした(だから UnSuggest なのですが)。
UnSuggester 自身がどこまで優れているかは、これらの本を読んでみなければ分かりませんが、少なくとも新しい世界に触れるきっかけになってくれるのではないでしょうか。そのうち、単に対極にあるモノを提案するだけでなく、「女性天皇容認派の本を読んだなら、反対派の本も・・・」や「男女別姓推進派の本を読んだなら、反対派の本も・・・」のように、バランスの取れたものの見方をするようなエンジンも現れるかもしれませんね。それはちょうど、栄養バランスの良い食事を提案してくれるような「本の栄養士」といった存在になるのではないでしょうか。