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日本にハロウィンが根付く日

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明日10月31日に向けて、引き続きハロウィンのネタで。アメリカに留学していた時は、街にあふれる関連グッズで否が応でも意識させられましたが、日本ではまだまだハロウィンが「定着した」という状況には程遠いようです。

と言いつつ、先週の金曜日にオルタナティブ・ブログのハロウィン・パーティーが開催されたので、お邪魔してきました。うちの奥さんが「仮装したい」と言い出したので「いくらハロウィン・パーティーでも、子供じゃないんだから仮装なんてしなくていい!」と却下したのですが、会場にはチャイナドレス・アフロヘア(?)・ヨーダ(ジェダイマスターの!)などの仮装をされた方々が(誰がどのブロガーさんかは、ここではふせておきます)。しかもその帰り道、街角で魔女・ドラキュラ・悪魔など様々な仮装をする人々と遭遇し、「やっぱり仮装してきて大丈夫だったじゃない!」と奥さんの怒りを買ってしまった次第です。

その後、週末に外出したときも様々な仮装を目にしました。その中にメイド服姿の女性が何人かいたことでふと思ったのですが、もしかしたらコスプレ文化の普及が、ハロウィンの定着に一役買っているのかもしれません。以前なら「外であんな服着て歩いてるよ!」とビックリしたはずなのに、テレビなどを通じてコスプレを見慣れてしまったせいか、「ああ、ウチの娘も魔女の格好させようかな~」なんて普通に受け入れてしまっている自分がいます。もちろんちゃんと調査したわけではありませんが、秋葉原あたりではハロウィン・パーティー関連イベントの開催率が高い傾向が見られるのではないでしょうか。

話は変わって、昨日の晩NHKで「Cool Japan」という番組を見ました。昨夜はパリで行われていたジャパン・エキスポがテーマで、日本のマンガやアニメ、コスプレなど様々な大衆文化がフランスでウケていることが紹介されていました(ちなみにこの番組、司会の鴻上尚史氏が非常に尊大な態度だったため、一部で炎上騒ぎが起きています)。その中で「フランスでは子供が仮装する風習が根強く残っているため、日本のコスプレがすんなりと受け入れられている」という説明があったのですが、これが事実だとすると、逆に日本では「コスプレの定着 -> 海外の仮装する文化の定着 -> ハロウィンの定着」という流れになることが考えられるかもしれません。

海外では「家族で過ごす日」と位置づけられているクリスマスは、日本では「恋人と過ごすロマンチックな日」として定着しました。日本におけるハロウィンは「仮装した子供がお菓子をおねだりする日」ではなく「街角で堂々とコスプレできる日」として定着するのではないか・・・なんて想像をしています。

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