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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

チャイナネットは鳩山首相辞任をいかに伝えている?

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鳩山首相辞任のニュースを受けて、"中国国務院新聞弁公室の授権でニュースや情報を発布し"ているチャイナネットが、「鳩山首相辞任 米国は完全な勝者でない」というタイトルの論評を掲載している。

あまり長い記事ではないので、全部読まれることをお勧めするが、少しだけ抜粋しておく。

鳩山政権が倒れた直接の原因は米軍基地の移設問題であるとした上で、

しかし普天間問題で、米国は完全な勝者ではない。日本の首相が米国の外交戦略に負けたため、日本の政権は変わり、日本の国民と政界になんらかの心理的な傷を負わせることになる。つまり、未だに米国の抑制を受けていると感じることで、深い反米感情が生まれる。

民主党は対米関係において失敗に終わったが、今回の調整が無意味だったというわけではない。日本は戦後初めて米国に対して「ノー」と言い、立ち向かう姿勢を示し、成功はしなかったが、口火を切ることができた。

という。

ふと、一年半も前に紹介したGlobal Trends 2025の、日本に関する箇所を思い出した。米国と中国の狭間で揺れ動く日本。新しい首相は、どのような舵取りを行っていくのだろう?私たち庶民は、いかに生きるべきなのだろう?こういう時、政権は変わっても日々の生活を地道に守り続けた昔の人たちから学ぶべきことが多々あるのだろうと思う。

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