Lotus夜Day 2009 開催しました
10月22日の夜にLotus夜Day 2009を開催しました.総勢40名のみなさんにお集まりいただきました.この場をかりて御礼申し上げます.
今回で5回目となるこの会も2年ぶりの開催とあって,懐かしいという感じもあり,ニューフェイスの参加者もありでとても楽しい3時間でした.
今年はLotus NotesのRelease1がリリースされてちょうど20周年という記念すべき年でもあり,「~祝!!Lotus Notes 20歳(はたち)やでぇ~」と題して,20年目の新たな出発をみなさんでお祝いしました.
簡単に会の内容を振り返っておきましょう.
・お祝いメッセージ披露
今回のLotus夜DayでのメインはLotus Notesの20周年を祝うということで,参加いただいたゲストのみなさんからお祝いメッセージを事前にいただきました.
会の中では時間の関係もあり,みなさんのメッセージを発表することはできませんでしたが,いろんな観点のメッセージが集まりました.
「Lotus Notesとの出会いで人生が変わった方」,「Lotus Notesのおかげで給料をいただけている方」,「Lotus Notesを我が子と重ねてかわいがっている方」,「Lotus Notesにラブレターでお祝いメッセージを書かれている方」など,多種多様なメッセージでした.
参加されたみなさんのLotus Notesへの愛情を垣間見ることができました.
・お祝いセッションの数々
Lotus夜Dayでは,これまでもいろんな方がネタを持ち寄ってミニセッションを実施していただけます.今回は20周年のお祝いということで,それぞれ趣向を凝らした出し物で楽しませていただけました.
まず,先陣を切って,私の方からNotesのこれまでの歩みをムービーで振り返ってみました.1989年11月27日にR1.0が誕生したときを0歳として20歳までの成長を順に紹介しました.このムービーを作成する過程であらためてこの20年間の進化は,人間が成長していくのと同じで,ソフトウェアであっても少しずつでも成長があったからこそ20年間も使われ続けるのだなあと感じました.
続いて,Lotus夜DayではおなじみのIBM平塚さんによるNotes/DominoのTips集ということでしたが,今回は20周年のお祝いということで,細かいテクニックの話は抜きにして,個人的な切り口でLotus Notesの現状と今後をユニークな観点で紹介してくれました.
たとえば,インターネットの検索で,Notesと他の製品を検索してどちらがメジャーであるかを測るといったものである.「NotesやXXX」と検索するパターンと「XXXやNotes」と検索するパターンでどちらが多くヒットするかで比べるというもので,大半が「NotesやXXX」の方が多いということだ.
ちなみに,現状のLotusにとっての最大のライバルは自動車だとか・・・(笑)
3人目は,このオルタナブログのブロガーでもある丸山義夫さんに登場していただきました.丸山さんはMac愛好家としても有名だが,Lotus Notesの愛好家でもある.絶滅危惧種のNotesエンジニアを後世に残すための活動もやっていきたいと語っていました.
4人目は,いまや古典「Notes徒然草」として扱われ,当時のNotesエンジニアからすれば雲の上の存在であるIBM関さんから,Notesとの出会いを語っていただきました.お祝いコメントも非常に奥の深い(この場では触れませんが)内容で,みなさん聞き入っていました.
そして最後は,出張先から急いで駆けつけていただきましたIBMの森本さんと木村さんが登場.森本さんはNotesを全国に広める傍ら,各地のお土産品をブログで紹介されていますが,今回は各地のお土産品をクイズ形式で紹介していただきました.当たった人には自腹で購入いただいたその現品をさしあげるというなんとも太っ腹な企画です.一方木村さんは,NotesR1が誕生した1989年にフォーカスを当て,その年に起こった出来事や,流行った曲などを紹介していただきました.ちょうど私もその当時は16歳でしたので,とても懐かしく,その時代を振り返ることができました.そのときまだ生まれてませんでしたという人はさすがにいなかったのでよかった・・・
・N-1グランプリ開催のはずが・・・
今回のLotus夜Dayでは,参加者のみなさんに無線LANで接続できるデバイスを持ってきていただき,Notesの物知り王者を決めるN-1グランプリを開催する予定でした.
N-1グランプリ用にNotes/Dominoでアプリケーションを作成し,システム的にはほぼ問題なく整ったのですが,何せ時間がなかった・・・(苦笑)すみません.
システム自体はNotesクライアント上の管理画面で問題を出題し,無線LANデバイスからWebアクセスして回答するというスタイルのものです.無線LANデバイスとしては,ノートPCを使っている人もいましたし,いまはやりのiPhoneを使用している人もいました.中にはPSPでアクセスしていた人もいましたよ.
ひとまず,なんとか実用に耐えうるものだという感触は得られましたので,ぜひ次回のLotus夜DayではN-1グランプリを開催したいと思います.
・恒例のケーキ
Lotus夜Dayでは第1回開催から継続していることとして,一番最後にケーキを用意しています.単純に私がスイーツ好きだからという理由ですが,今回は特にNotes20周年ということで,20本のローソクを用意し,バースデーケーキとしての役目を果たすことになりました.
ハッピーバースデーの大合唱の中,今回のLotus夜Dayのスペシャルゲストであり,IBMにおいてNotes/Dominoの開発最高責任者でもあるケビン・キャバナー氏にローソクの火を吹き消していただきました.
そして,残り5分というところで,IBM三浦さん,IBM吉田さん,チームスタジオさんからご提供いただきました素敵な景品の数々を争奪するジャンケン大会で今回の会も無事フィナーレを迎えました.
毎回,開始時には3時間って長いかなあと思ってしまいますが,終わってみればあっという間の3時間でした.おそらく参加していただけたみなさんもそう感じていただけたのではないかと思います.
20年間も愛され続けているソフトウェアは,他にはあまり例をみないと思います.ぜひ今後も,30年,40年と長く使い続けられるソフトウェアに成長していってほしいものです.
参加いただきましたみなさん,いろいろとご支援いただきましたみなさんありがとうございます.これからも一緒に厳しい目でその成長を見守っていきましょう!!