ePub 3正式版リリース！まずは関係者の方々にお礼<(._.)>
IDPF Digital Book ConferenceでePub 3正式版がリリースされたとのことで、このような国際標準において日本語組版仕様が採用されたことは大変素晴らしいことではないでしょうか。
これまで努力を続けていただいた関係者の方々にはこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
eBookProではこれまでePubのオープンなフォーマットを利用させていただきながら、様々な先進的、実験的な制作にトライしてきましたが、これから縦書きの日本語だけでなく、マルチメディア対応やグローバル言語の対応、そしてナビゲーションの活用など電子書籍ならではの活用方法を模索しながら、これまで以上に幅広い方々に新しい読書体験をしていただけるよう作品をリリースしていきたいと考えています。
ePub3がリリースされ、これに対応したビューワーが出てくるには数ヶ月の時間を要するかもしれませんが、webのテクノロジーと非常に近いところに居るePub3ですので今後これに対応したブラウザが登場してくるのはまず間違いの無いところかと思います。
また先日のアマゾンがePub対応したことなど、電子出版環境においてはePubで制作することはそのコンテンツが再編集なしに多種多様な用途、実装環境で利用可能ということでこれまた素晴らしい事だと思います。
電子化にあたってはコストや見開き対応の点でＰＤＦや紙面画像化の電子書籍だったり、縦書き対応やＤＲＭの問題、日本独特のビジネス環境ということでMDF、ドットブックといったフォーマットが現在は有力ですが、この分野にこのePubがどう入り込んでいくのか（いけるのか？）大変興味のあるところですし、逆にこれからその浸透度合いを確実に広げるであろうePubで出版をされたいという方はeBookProにお問合せいただければと思います