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本当のクロスメディア

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本当のクロスメディアは、異なるメディアとのデータ連携にあると思います。

カカクコム,テレビで紹介された商品をリアルタイムで検索・購入できるサービス開始

検索窓に検索キーワードを表示して、「続きはWebで」というメッセージをわざわざTVで流すことが、クロスメディアではないと思っています。TV、新聞、雑誌、ラジオ、そしてインターネット、という各メディアの特性はそれぞれあって、メディアの特性を生かして相性のいい情報(データ)が流されています。異なるメディアが持つ異なるデータを連携させることで本当のクロスメディアが生まれると思います。

TVの情報は画像が基本です。これをテキストにして、インターネットの検索と結びつけると面白い仕組みが出来上がります。TVで喚起された購買意欲が減衰しないうちに、ネットで消費完了させてしまえば、TVの影響力に対する評価は増大します。TVで関心を呼び起こし、ネットで行動を完了させれば、AIDMAをクロスメディアで完結できます。

今まではテレビで見たことをすぐに検索しても該当するWebページは見当たらず、検索連動型広告も空き枠になっていました。検索キーワードランキングが急上昇しても実際のビジネスには結びついていないタイムラグが存在していました。TVの情報をリアルタイムでネットに提供すれば、その隙間を埋めることが可能になり、ほぼ独占状態でネット上でのビジネス展開が可能になります。

成功するビジネスの共通点は、「あるようでないもの」を提供していくことです。TVの情報をテキストデータ化しリアルタイムで提供していくことは、TVの懸賞クイズの宛先を代わりに書き留めてくれる利便性に通じるものがあり、大きなビジネスチャンスが潜んでいると思います。

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