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生の体験が子供はぐくむ

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紅白の審査員も務めた茂木健一郎さんの話は、いろいろと示唆に富んでいます。
生の体験が子供はぐくむ

もちろん、違法なことがあったら、正さなくちゃいけないが、それと、その人物の全体像は違うと思う。その中には必ず明るい部分もある。そういうところを積極的に見てあげるということが、これからの日本を良くするためには大切なことだと思います。
マスコミの報道の仕方やそれを受け取る側のメディアリテラシーは重要で、一方的な見方に煽られないことが重要だと思います。明るい部分をきちんと見ていくことが参考になると思います。
論理だけで生きている人はいないですからね。何かの行動をする時に、その理由は往々にして説明できないわけですね。人間の行動を突き動かしている、根源的な衝動も含めて、クオリアというのが、生命として人間を理解する上で大事な要素になるんです。
合意を形成するためには論理は欠かせませんが、それだけで足りるわけではないことは自覚しておく必要があると思います。
メディアで編集された情報というのは、相手が意味を与えてくれているわけですよね。でも、生の経験は自分で意味をつかまなくちゃいけない。生の経験にはノイズだとか余計な物も入っているが、余計なことが意外と大事なんです。人間同士でも、雑談が大事だったりしますよね。お酒を飲んでいろいろ雑談すると、面白い。
ノイズこそが生命の本質であり、与えられた見方をなぞっていくことは、人間の自立を放棄することになると思います。実際に自分で体験し、感じることでしか、本当の学びはできないと思います。
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