クロスメディアの試み
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コメントでストーリーが変わる 日テレのブログ連動ドラマは、クロスメディアの視点から楽しく読めました。単なるクロスメディアということではなく、細かくアイデアが練られている感じでした。
「ドラマの主人公である30代のOLが遠距離恋愛に悩む様子をつづり、それに対するコメントを募集する。ブログは毎日更新されるほか、日記の内容に対応した動画も10数本配信する。」
ドラマに厚みを増す感じで、単なる番外編というよりは、ブログ小説の動画プロモーションという感じです。書きながら反応が聞けるのは、ネットならではですね。
「視聴者のコメントなどを参考に、ブログでつづられた内容とその後の展開を描いた前編を制作。後編のエンディングは、前編放送後に寄せられたコメントを見て内容を決めるという。」
ドラマのシナリオを視聴者参加型にするのは、韓国が有名ですが、その親近感が韓流ブームを起こしたことも事実です。
「携帯をドラマの中で使用するほか、NECの携帯で撮影した動画を主人公のブログで配信する。またドラマをモチーフにした壁紙などNECの携帯向けコンテンツも提供する予定。」
単純なプロダクトプレースメントに比べると、プロモーションも視聴者参加型ですね。
「結末を投票では決めず、99対1でも心を動かされるコメントがあればそちらを選ぶ」
ブログを生かすポイントがここに集約されていると思います。優れた意見を取り入れればいいわけで、多数か少数かは関係ありません。
「先が見えないので、アイマスクとヘッドフォンをかけられている気分」
電波少年のプロデューサーに向けたコメントとしては秀逸ですね。
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