渡辺さん、よくやった、よく言った!・・・でも、まだ「偉い!」じゃないですけどネ。
渡辺元行革相が自民党を離党ということで、昼間のTV、つまり巷ではすごい盛り上がりようですが、別にまだ手柄たてたわけじゃないのに(笑)。
うがったみかたなんでしょうが・・・
なんか、辞める方も、辞められる方も、辞めたあとを期待してすり寄っている人達も・・・みんな、このイベントを手前都合の好機として最大限活用しようという、いわゆる政治上のPower Gameをみているようで、なんか嫌ですねえ(きっと私がひねくれている部分もあるとは思います)。
「辞めてやる、ざまあみろ。みてろよこのやろう」の割には、お互い冷ややかな印象もあるし、政界再編になるというよりは、・・・なんか三者三様で、それぞれが「この機に政治家・政党の、そして何より自分達の存在感なりリスペクトなりを大きくアピールしておいてやろう」という感じがしてなりません。
確かにこれで政治に対する注目・関心は集まりますからね。さすがに結託してこれをしくんだとまでは思ってませんが、・・・でも、どうもねえ・・・
大事なことは、その三者にそれぞれ、より立派な政治をおやりになっていただけることなわけで。
誰が主導者になるかよりも、
どこが与党になるかよりも、
誰がヒーローになるかよりも、
今よりも、政治がより良くなることが大事ですから。
つまりは、
まだ結果は出てません。期待が生まれただけです。
、ってことですからね。
このことは、我々のビジネスにも非常に似ています。
いつも私は折を見てまだ若い(経験の浅い)アカウントマネジャーに言うのですが、
仕事がとれた(営業が実った)ということは、ゴールじゃなくて、スタートなのですね。
そのあと仕事を完了させ、成果を創出し、クライアントに納めて大満足していただくことがゴールなのです。
だから営業実った、仕事獲れた、なんてのは、
ちっとも偉くないのです。
・・・いや、それは言い過ぎか(爆)。ちょっとだけ、・・・ゴールへ向かって走っていく権利を得た分だけ、偉いかな(笑)。
だから、仕事がとれた時点なんて、ね・・・
「いやいや、まだまだ。これからが勝負。喜んでちゃだめですから。結果出せなければ『あーあ、この仕事とらなきゃよかった』なんて話になっちゃいますよ。浮かれちゃダメです」
仕事がとれておめでとうございます、といわれることは素直にうれしいですが、ビジネスとは営業しなきゃ仕事する居場所もないわけですが、それはゴールでもないくて、そのあと、無事結果を出せることがビジネスの根幹なんですよね。
だから、営業成績が出た時点でおめでとうと言われると素直にうれしい半分、
「あー、とれちゃったなー。とれちゃったよ-・・・さーて、じゃあ、ばっちり力入れてきっちりいい仕事するかあっ!」ってあらためて気合いも入れつつ気負って不安に覆われ半分で・・・結構複雑な気分なんですよね。
だから、渡辺さんについては、現時点ご自身の大きな1つの新規営業が実っただけで、実行はこれから、だから結果ちゃんと出してよね、って気分で今日はランチタイムにTVを鑑賞しておりました。
ただ、一方で、十分にこのような営業→実行のサイクルを体験してないヤング・マネジャーが、「そうはいってもまず仕事とってこれないと話が始まんないじゃん」という気持ちもわかります。
それは後日、渡辺さん離党の件と関係ないし(苦笑)、また別にエントリしたいと思います。