年上のトリセツ

何を買っても、取扱説明書はほぼ読まない派です。

さて、人にはそれぞれトリセツがあるのだと思っています。その人が得意なこと、不得意なことがあるように、言い方に気をつけるとか、そこは言ってほしくないとか。あるいは、そういう言い方は良くない、というのもありますよね。

一方で、年上のトリセツを理解しておくと、上手に年上と絡める。ストレートに言うと、上手に利用できると思うのです。これは、社内での年上もそうですが、社会での年上も、ですね。

例えば、僕の関係する年上、まあ、比較的高齢者の方々は、だいたい同じ話を何度もします。本当に、何度も、です。会う度に繰り返してくる。

「いや、前に聞きましたよ」

これは、一番言ってはいけない返事です。たしかに、何度も同じ話をされると面倒くさい、という気持ちは生じます。でも、そこはグッとこらえて、

「へえ、そうなんですか」

と、初めて聞いたかのように聞いておく。そうすることで、いつも話を聞いてくれる人、という存在になれるわけですね。

いつも話を聞いておくことで、こちらが伝えたいこと、あるいはお願いしたいことも聞いてもらいやすくなると思うのです。

コミュニケーション、というのは簡単ですが、実際にどう立ち振る舞うのか、が大切だと思う今日この頃です。