そのお金の使い方、月給が5万増えても手元に残るのは同じですよ

日曜日の朝、ボクらの時代というテレビ番組が好きなので、よく見ています。今朝、登場された壇蜜さんとミッツマングローブさんが「高級ブランドのバッグを持っても、自分がそれを持つに値しないと思ってしまう」という話をされていて、その後もいくつかお金の使い方について話されていました。
　
数年前のテレビ番組で、いくつかの家族の経済について追っかけたドキュメンタリーがあったのですが、その中である4人家族が登場されていました。旦那さんは長距離トラックの運転手さん。前年の収入は約900万円。結構な所得です。
　
ただ、お仕事は正社員ではなく、外部の人間として運搬を請け負っておられます。その年は仕事が激減して、今後どうしていこうか、というようなお話でした。そのご家族は、毎週土日は家族4人でファミリーレストランでお食事。ファミリーレストランって、使い方次第ではさほど安くなくて、そのご家族も毎回4人で8,000円〜9,000円くらい使っていたそうです。ということは、毎月ファミリーレストランだけで60,000円〜80,000円ほど使っている計算になります。単純計算で年間で720,000円〜960,000円をファミリーレストランに使っている計算。特にかしこまった外食ではなくて、です。
　
ファミリーレストランで消費することの是非はさておき、自分がものすごく好き好んで使っているのならともかく、軽い気持ちで使っているお金って、僕たちも意外とあるものではないかと思います。その昔、とある会社から別の会社に転職した女性が言っていたことが印象的でした。

「今の職場は、前職より手取りが25,000円減りましたが、今のほうがお金が残るんです。前職では、毎日夕方にみんなでコンビニに行っていたので、それに釣られてコンビニに行っていたのですが、そこで使うお金がバカにならない。で、無駄に残業していたので遅くなっていて。
今の職場は、無駄な残業は必要ないですし、同じお金をお洒落なカフェで使えるので、気持ち的にも豊かになれました」

この言葉は、実は15年以上前に聞いた言葉ですが、今でも印象に残っています。なので、食事に限って言えば、自分が好きでないものを口にするくらいなら、その場は我慢する習慣をつけました。で、後からゆっくり、別に高いものでなくて、自分が好きなもの、自分が食べたいものを食べるようになりました。大勢で宴会のような場でも、要らないものは食べない。そういう場はコミュニケーションの場だと思っていますので、飲み食いで元をとるつもりもありませんし。
　
今の時代、自分が何に価値を感じて、どのように使うのか、とても上手な使い方をする人が増えてきたように思います。ただ、当然先ほどの4人家族のような使い方をしている人も少なくないのでしょう。僕自身も浪費家だと自認しているので、上手な使い方をする人間にならなくてはなりません。こんな1992年の動画を拝見して、とても強くそう認識しました。