オルタナティブ・ブログ > てくてくテクネコ >

顧客サービスとITのおいしい関係を考える

オープンソースで公開中

»

個人として理事をさせていただいている社団法人オープンビジネスソフトウェア協会(通称JOBSA)は、オープンソースソフトウェアの利用と開発、特に実業務に適したオープンソースソフトウェアの発展を目的として設立されました。

『オープンソースソフトウェア』とは、誰もが自由に利用でき、使用目的に沿うように改変したりすることが可能な「自由」なソフトウェアのことです。このようなソフトウェアは、企業や個人が構築した、いわば「公共財」であると私たちは考えています。行政主体の公共的な意味を持つプロジェクトは、その成果だけでなく、プロジェクトを実施するために作られたソフトウェアを含めて、原則として公共財となるべきであるということです。

2010年の始めにJOBSAが「経済産業省アイディアボックス」の開発を受託した時に、この方針のもと、成果物をオープンソースとして公開していくことをお約束しました。

一つの用途向けにソフトウェアを開発することと、それを一般向けに公開できるようにパッケージングしていくことは、まったく別の作業です。今回はインストーラの作成で難航するなどして、公開までに少々時間がかかりましたが、ようやく公開することができました。

公開したソフトウェアの名称は、「Website Builder for SugarCRM 1.1.0 beta」です。内部の開発コードネームは、「SugarCMS」と呼ばれていました。Website Builder for SugarCRMは、SugarCRMフレームワーク上に構築されたコンテンツ管理システム(CMS)です。以下のURLからダウンロードできます。

http://www.sugarforge.org/projects/websitebuilder/

今回公開したWebsite Builder for SugarCRMは、同じくJOBSAが開発受託した内閣府行政刷新会議のサイト でも使われています。

Website Builder for SugarCRMは以下の特徴と機能があります。

■特徴

  • 他の業務と同様に、SugarCRMの画面からサイト更新が可能
  • 動的なサイト公開と、静的なHTML掃出しに両対応
  • ページとニュースのWYSIWYG編集
  • 画像と添付ファイルは編集画面から直接挿入可能 (別途管理が不要)
  • URLを自由に設定できる、ルーティング機能
  • Module Builderを使って自由にデータベースを追加できる柔軟性
  • デザイナーがローカルで編集しやすいSmartyテンプレート
  • もちろんオープンソース! GPLv3

■含まれるモジュール

  • WebSites : WEBサイト。ひとつのSugarで複数サイト管理もOK
  • WebPages : WEBページ。階層化も可能
  • WebNews : ニュース。掲載期限を柔軟に設定
  • WebParts : テンプレートで挿入可能なHTMLの断片
  • WebImges : 画像
  • WebFiles : 添付ファイル
  • WebRoutings : ルーティング
  • (WebRegistries : ユーザが変更可能な表示設定など)

■今後の実装予定

  • テーマファイルの管理機能 (zip形式で、アップロード・ダウンロード)
  • 多言語化 (主に英語)
  • サイト内リンク選択用のtinymceプラグイン
  • ページの編集履歴管理と、承認フロー
  • 設定画面の自動生成機能 (WebRegistriesモジュール)
  • テンプレートをWEB上で編集可能に

現時点ではbeta版の位置づけです。まだ開発者向けかもしれませんが、多くの方に使っていただいて、随時改良していければ幸いです。

ご意見・ご要望がありましたら、infoアットマークjobsa.jpあてにメールでお願いします。また、今後の改良・開発に参加していただけるPHP技術者の方を、随時募集中です。

どうぞ、よろしくお願いします。


お知らせ:

オープンビジネスソフトウェア協会 SugarCRM分科会主催の「SugarCRM勉強会 #009」が5月25日 (火) の夜に開催されます。

詳細とお申し込みは以下のURLをご覧ください。

http://jobsa.jp/member/

今回は、MySQLの鬼、日本男児( @nippondanji )こと奥野さんが「オープンソースライセンス」について語って下さる事になりました。

オープンソース導入に不安を覚えるユーザの方、あるいは、普段使っているけど今一詳しいところが分からないという開発者の方、必見です。ライセンスを正しく理解して、ビジネスでの正しい「付き合い方」を見つけましょう。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する