1ピース足りないホールケーキがアフリカの食糧支援になる「ラブケーキプロジェクト」
パティシエが用意した1ピース足りないホールケーキを買うことで、アフリカの食糧支援につながる「ラブケーキプロジェクト」を紹介します。
ラブケーキプロジェクトの主催は国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン。2009年に始まり今年で5年目を迎えるプロジェクトです。
1ピース足りないケーキで「幸せのおすそ分け」
ラブケーキプロジェクトは、協賛店が用意する1ピース足りないホールケーキを通常のホールケーキと同じ価格で買うことで参加できます。足りない1ピース分のケーキの金額がワールド・ビジョン・ジャパンへの寄付となり、国連食糧計画(WFP)と連携してアフリカでの食糧支援プロジェクトに役立てられます。今年はジンバブエに食糧を届けるそうです。
オーボンヴュータンなどの有名店も参加
5年目となる今年は19都道府県から約70店舗が参加予定(ラブケーキの仕様、価格、販売期間、販売方法などは店舗により異なる)。世田谷区等々力にあるオーボンヴュータンなどの有名店も初年度から参加しています。
足りない1ピースはいつか埋められるのか?
元々は「ケーキを囲むときの幸せな気持ちを、途上国の子供たちとも分かちあうことができたら」という想いから誕生したプロジェクトとのこと。確かに、先進国にいる私たちはクリスマスに向かうこれからの季節は、ケーキを食べる機会に恵まれることが多いですよね。その幸せな気持ちをおすそ分けできればとは思います。
私は、1ピース足りないホールケーキというのは、とても象徴的だと思います。私たちはケーキを食べて幸せな気持ちになることができますが、世界中のどこかに毎日の食事にも困るような子供がひとりでもいる限り、真の幸福感を感じることはないように思います。
ジンバブエの子供たちに物理的にケーキをおすそ分けすることは不可能でも、足りない1ピースが私たちに何ができるのかを考えさせてくれると思います。