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夏目房之介の「で?」

九井諒子『ダンジョン飯』12

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今日、九井諒子『ダンジョン飯』12(KADOKAWA)発見。そうなんだね。この作品は権力と欲望について食欲で喩える物語だったんだよね。うんうん。でも、の盛り上がりと本の厚さって、まさかこれ最終巻? うそーっ、とか途中で思ったけど、よかった、まだ続いてた。いや、結果良かったかどうかわからないとしても、この物語はまだずっとそこにあってほしいと思ってしまう。コロナで引きこもってからTVや漫画でもフィクションに自分が支えられてるなあって実感があって、あらためて物語の力を感じてしまった。ある種の物語にはずっと浸っていたいと思ってしまう力があるのだ。
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