南伸坊『ロボとピュー太』
»
南伸坊さんから私家版らしき『ロボとピュー太』というご本をいただきました。
これがすばらしい。3~4ページのマンガを2つの俳句がはさんでいる。
はさんであったお手紙に「スグ読めます 字がすくないから・・・」とあって、そのとおりすぐ読める。60ページちょっとだし。
とてもカンタンでのんびりしてる絵なのに、意外なほど切ないものがやってくるマンガ。
そして俳句がまたすばらしいの。
陽炎ヤ 透明人間ノ イル気配
デカルトや 我思っていない時の 我はなに?
生きている 意味問うごとに 蝉の声
白梅の 通り過ぎたか 夜の路地
いや、いいです。うむ。
アックスで連載してる作品の抄録だそうです。
ちょいと、しあわせになれる本です。
南さん、ありがとうございました。だいじにベッドサイドに置いておきます。
HBギャラリー刊、定価1000円ナリ。
SpecialPR