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夏目房之介の「で?」

ゼミと講義始動

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今週から、ゼミも講義も本格始動。
ゼミは4限に僕が『リアル』について文脈的なマンガの読みについて発表、5限は修士2年のM君が大塚英志と伊藤剛のマンガ論と、それでは届かないディズニー~ピクサーのアニメの発展にからめ、記号的表現と写実の関係についての発表。なかなか刺激的な議論になった。今年から参加した新人諸君とゲストにササキバラさんもいて、そのあとの食事会も盛り上がった。ゼミはますます充実してきた。こりゃ面白いや。でも、ますますレベル上がって、修士諸君は相当大変だわなー。
講義は、今僕らの持っているマンガというイメージが、いつどうやって成立したんだろうという話の前段。会場に質問などしつつ、いつものように書画カメラでいろんな資料を見せ、見せるとつい余談がふくらむ。戦後すぐのカストリ的な雑誌を見せながら、こういうアヤシイものを見せているとどんどん楽しくなってしまい、例によって予定の半分ほどで時間終了。
終了後、修士諸君と例によってお茶。今年から参加する修士1年を含め、論文の相談などもしつつ楽しい時間だった。基本的に、学生諸君とお茶とかしてるのが僕は好きなんだよね。

昨日の食事会でだっけなあ、修士の誰かに「夏目先生、マックのCMに出てる勘三郎に似てますよね」といわれた。考えたことも、いわれたこともなかったので、びっくりしたが、さっきTVで見たら、何か白髪の様子とか、少し納得した。ちょっと嬉しい。
今日の講義とお茶のあと、例によって八卦掌のバッキーズ練習会に行ったら、何と、部屋がとれてなくて、結局八戒さん、リナさんと三人で夕食食べて帰った。う~ん、万事遺漏のない八戒さんにしては珍しい。八戒さんが、中国古典についてキャラクター論で講義をする、というので、一度まとまったあたりで、うちのゼミでも発表してもらいたいてな話もした。

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