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夏目房之介の「で?」

メビウスとドラえもんとバリと講義と

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先週はデスクワークの締め切りが3本あってけっこう大変でした。

1)岡三証券広報誌「アデッソ」8・9月号連載「中年自身」102回「バリの魅力」。先月に続いてバリについて。僕がバリに着いてしばらくすると、どんな変化が起こるかって話。

2)ユリイカのメビウス特集の、メビウスさんとのトークショー起こし原稿チェックと、急きょ依頼されたメビウス・イベントに関するエッセイ「メビウス線のライブな衝撃」。2000字くらい書いたかな。

3)藤子・F・不二雄大全集刊行にあたり、小学館「本の窓」から依頼された特集原稿「藤子・F・不二雄は日本マンガの恩人なのだ」。5000字ほど。とくに『ドラえもん』によるマンガ・リテラシー育成がマンガ・アニメ受容層の想像力に与えた影響を示唆する文章です。

とか何とかいってるうちに、来月半ばには大学も夏休みに入る。学部向け講義「現代マンガ学」も、今週含め前期は残り4回じゃん! 昨年より余裕ができたせいもあり、アドリブでのんびりやってたら、ふと気付いたらあと4回! ひえ~。今年は、メビウスの衝撃もあって線の話から表現論に入り、これから『マンガの読み方』を解説しながらコマ論をやるんだけど、ほとんどコマ論で前期が終わってしまうなあ、こりゃ。後期、ちょっと角度変えないと。

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