バリ日記(6)
3月28日
毎日の走圏練習の証拠。
京子さんが、上からこっそり撮ってくれてた写真。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こちらは左右熊形の方向転換でやっている易筋の動きだと思われる。それにしても、八卦掌初めて5年。僕の腰も、ほんとに箱型になってるではないか。驚いたね。
今日はガルンガンでやってきた祖霊が帰ってゆくクニンガン(日本でいうお盆)というお祭で、マニック一家がサリ・ワンギにもやってきて、お祈りをする。なので、僕も正装して参加。
昼前、成瀬さんが遊びにくる。京子さんと三人で隣のワカ・ディ・ウマで食事。
バリに何度もきている者、住んでいる者同士で、バリ的不思議話に花が咲く。
宿に戻ってしばらくすると気持ちのいいスコールが・・・・。雨にうたれる椰子と谷の風景もまた美しい。さっきまで見ていた晴れた水田の景色が、雨にけぶる。やがてひんやりとした風が流れてくる。そういう時間と風景の中にいると、思わず内心で「シアワセだな~」と叫ぶ。涼しくなった空気の中で昼寝。ぜいたく~~~。
夜、マニックが「ヤギ料理食べにいくか?」と聞くので、もちろん行く。が、祭続きで、目当ての店は休み。もう一軒あるからと行った店(昔はわざわざクタにまでヤギ料理を食べにいった気がする)は、何かヤギではなくて、トイレ臭い店だった。サテとヤギ肉スープを食べる。まあまあの味だったが、マニックいわく「イヌの肉まじってるね」・・・・。そうなんだー。僕は中国料理で狗を食べたことがあるが、たしかにヤギに似てはいた。マニックによると、イヌの肉を食べると、犬に吼えられたり追いかけられたりするようになるんだという。ホントかなー。成瀬さんも、バリの人はそういう経験をしているので、みんなそういうのだといっていたが。
夜、ベランダにいると、遠くから読経の声や、ガムランの音などがかすかに風に乗って聴こえてくる。コレが、凄くいい。同宿のジェロームもそういってた。オランダ人のジェロームとは、毎朝、英語で何とか会話しているが、そのたびに、ちっとも上達せず、むしろいい加減になってゆく自分の英語にうんざりする。ジェロームは、かなりスピリチュアルな人で、瞑想で自分を空にすると・・・・とかって話をしている。英語はクセがなくてわかりやすい。それでも単語を知らないので、わからないことが多い。がっかり。