上海小吃で森下典子、下川裕二、大森せい子各氏と会談
昨夜は、ひょんなことから森下典子さん、下川裕二さんという、20代の頃から週刊朝日で一緒に仕事をした仲間と、イラストレイターの大森せい子さんと4人で新宿・上海小吃で会食ということになった。じつにひさしぶりである。森下さんと下川は、それこそ20年近く会っていなかったみたいだ。話が盛り上がり、6時に始めて、気づいたら11時。かといって昔話に花が咲いたというより、むしろ各自現在何をしているかで盛り上がったのだった。森下さんの茶道の話、和菓子の話はじつに奥深く、下川のカンボジアに住む老婦人の話や、沖縄の話は相変わらず面白かった。全然関係ないけど上海小吃のお姐さんは、客がブログで値段のことを書いていたと怒って、突然ブログのコピーと領収書を持ってきてまくしたてていたのが、おかしかった。何万円か多く書いてあったのだが、それにしてもブログでさがして、4日間かけて領収書を見つけたお姐さんに感心する。「よくブログなんか見つけたね」といったら、毎日帰ってシャワー浴びたらネットで探しているんだそうだ。このブログも読んでるかな。
森下さんが若い頃からお茶をやっているのは『日々是好日』でも知られているが、ウツの話からどうやって季節季節を乗り越えるか、とくに寒い花のない季節の受け入れ方がお茶の、とくに花の選び方だったりするという話はじつに深かった。花でも葉でもなく、花芽に意識が行くんだとか。下川は何と俳句の会に参加していたり、それぞれ何かシブいことをやっているのだった。まあ、みんな50代だからねー。
そのあと、女性二人は帰宅。下川は、がんがん紹興酒を飲んで、途中からタダの酔っ払いになっていたが、不思議と彼の酔い方は僕には心地よく、全然飲んでないのに、気分が酔ってきてしまう。もう一軒行こうというので、下川の案内で新宿二丁目に。まずはおとなし目のシャレた古いバーで一杯。次に、二丁目らしいお店でカラオケを歌い、僕も飲んで、気づくと午前2時。久しぶりに相当酔いました。下川とは、台湾で一日だけ日程があって二人で飲みにいったり、僕としては珍しく飲む友人なのだ。僕は酔うと、寝てもすぐ目がさめちゃうので、酔いがひくまでだれだれ何かをしているせいで、寝たのは5時。おかげで、今日はもうずっと寝ていた。
今度、また4人で俳句と茶会を経験しようという話になっている。楽しみだなー。