『カンフーパンダ』
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野村八戒さんオススメのアニメ『カンフーパンダ』をようやく観た。もちろん子供向けだけど、よくできていて、かなり忠実に香港カンフー物のテイストを活かしつつ、洗練した娯楽作品にしている。基本的にはいわゆる「ゴム人間」的「死なない身体」のレベルだが、カンフーアクションは相当綿密に演出されているみたいだ。そもそも香港カンフー自体が、実写だけど「死なない身体」的なんだろうけど。パンダと老師の練習場面では、画面に帯状のフレームが割り込んだり、ややマンガのコマ的な印象の構成があって面白かった。そこだけ少しまんが的要素を強く感じるのだ。それにしても、ムチャクチャ強い化け物的なパンサー(多分)が、5人のカンフー戦士と戦ったときより、パンダとのときが弱く見えてしまうのは少しもったいないな。5人の戦士は、虎、猿、鶴、蛇、蟷螂という、いずれも中国拳法の名になっている動物になっていて、彼らの動作が面白い。ただ、蟷螂や蛇は小さくてカンフーアクションといわれても困るが。
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