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夏目房之介の「で?」

11月1日、現代マンガ図書館30周年記念パーティ!

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08111 国会図書館にもないほどの現代マンガ資料を、個人で充実させ、30年も続けてこられた現代マンガ図書館と内記館長。

僕がマンガについて書き始めた80年代、まだ単行本に初出データのあることは少なく、連載開始はまだしも、終了年を知るのは大変だった。そんな状況でデータを調べて批評を書こうとしたら現代マンガ図書館がなければ成り立たなかった。内記さんは、日本のマンガ研究の恩人でもある。今も、マンガ史研究会にいつも顔を出し、若手研究者にも分け隔てなく、にこにこしてみんなを見守ってくれている。怒るときもまっすぐ怒る江戸っ子である。僕のような成り損ないではない。

30周年おめでとうございます! そして、ありがとうございます。今後ともよろしく!

というわけで、内記ブラックジャック稔夫館長の勇姿。けして怪人20面相ではない。まして呉智英さんが間違えたようにドラキュラではありません。

0811101 会場には、もうとんでもないほどのマンガ家さんなどの色紙が屏風風に展示してあったが、この写真の真ん中上にあるのが僕が描いた内記ブラックジャックと僕のピノコ。内記さんが気に入られて、今回のコスプレとなっただけでなく、記念品のハンカチに印刷される栄誉となった。嬉しい。ちなみに、これまた物凄い人々が文や絵を寄せた記念文集の表紙は、みなもと太郎先生の内記さんの顔で、これがまた素晴らしい!顎が表紙からはみ出てる。

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08111_2 右より、内記さん、バロン吉元先生、みなもと太郎先生、僕。

もっと多くの方が写っているマンガ家集合写真(内記さんの要望で全員壇上に上がった)もあるのだが、お顔を公的な場所に出されたくない方もいらっしゃるので、出せません。残念。

そのとき、僕の隣におられたのは巴里夫先生。そのお隣が下元克己先生。いやー、まさかこの両先生と写真に収まることがあろうとは・・・・。下元先生の貸本マンガを持ってます!

08111_3 08111_4 集合写真は見せられないので、豪華絢爛めずらかなる色紙の一部を。

水木しげる、望月三起也、諸星大二郎、山田ミネコなどの色紙が並び、さらに佐藤まさあき、辰巳ヨシヒロ、楳図かずおという寄せ書きは、滅多に見られない。

内記さんは、終始嬉しそうで、本当によかったです。

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08111_5 追加

これが記念文集の表紙だ!

執筆者

いがらしゆみこ、大塚英志、影丸譲也、呉智英、高信太郎、さいとう・たかを、里中満智子、左近士諒、清水勲、下元克己、すがやみつる、ダーティ松本、高橋真琴、竹内オサム、竹宮恵子、辻真先、巴里夫、中野晴行、長谷邦夫、萩尾望都、畑中純、花村えい子、バロン吉元、東浦美津夫、藤子不二雄A、松久由宇、水野英子、みなもと太郎、村野守美、村上知彦、森川嘉一郎、森田拳次、矢口高雄、矢代まさこ、やなせたかし、山根青鬼、山本まさはる、夢枕獏、養老孟司、わたなべまさこ、ちばてつや、その他の諸先生!

08111_6 僕の色紙が使われた記念ハンカチ(自慢!

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