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新規事業を成功に導くビデオMVPとは?

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文部科学省のグローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム)の早稲田大学のプログラム~共創館イノベーション・エコシステムの構築~のひとつ、「ビジネスモデル仮説検証プログラム」という講座に参加する機会をいただいている。
2015年6月から8月に合計5日間の講義があり、その中で具体的にゼロから創りだす新規事業のやり方を学ぶというものである。


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この講座の中で、MVP(Minimum Viable Product)を使っていて、これがなかなか面白いので紹介したい。
  • ゼロから創る新規事業のやり方は既存ビジネスの継続、拡大とはやり方が大きく異なる。
  • 既存事業は、既に確立しているビジネスモデルをいかに効率的に実行していくかが、成功への道筋。
  • それに対して、新規事業では、まず 「機能するビジネスモデル」 を探索しなければならない。
  • アイディア(商品、ビジネスモデル)は思い込みに過ぎず、間違っていることが少なくない。
  • 「企業が売ろうと思っているものを顧客が買うことはほとんどない」(ドラッガー)
  • 思い込みではなく、機能するビジネスモデル、儲かる仕組みにするためには、限られた予算内で何度も繰り返し検証していくことが重要。「Fail Fast、Fail Cheap、Fail Smart」
  • 検証は、顧客と話をしてニーズを確認し、そのニーズに対する解決策となっているかを確認すること。
  • リーンスタートアップの基本は、「ユーザから学びを得て修正する」というサイクルである。
  • アイディア(仮説)を検証するための必要最小限の製品(プロトタイプ)をつくる必要がある。
  • この「検証に必要な最低限の機能を持った製品」がMVP(Minimum Viable Product)である。

MVPには大きくわけて2種類があり、それぞれいくつかの実装方法がある。
1)ローファイMVP
・顧客発見:ニーズのメカニズムの検証とインサイトの獲得に用いる
・スライドMVP、ビデオMVP、ランディングページMVP、モックアップMVP等がある。
2)ハイファイMVP
・顧客実証:顧客からお金をいただく=有償で提供して価値を検証する。
・人力MVP、クラウドファンディングMVP、半製品MVP、一品物MVP等がある。

今回はこの中からローファイMVPとしてビデオMVPを制作し検証を行っている。

ビデオMVPとは、以下のようなものである。
・提供する機能を説明するビデオ動画。
・情報を継続提供することを動機として潜在顧客にメールアドレスを登録してもらうなどして需要を測る。

有名な事例としてDropboxのビデオMVPがある。

このMVPでは、Dropboxの持つ中核機能:オフィスと自宅のファイル、PCとモバイルのファイルが自動的に同期されることを、ビデオで「魔法のポケット」を例えにして説明している。 Dropboxは、アイディアを思いついた後に開発着手する前にこのビデオMVPを制作・公開し、非常に大きな反応があったことを確認した後に開発を始めたとのことである。(講義での解説によると)

今回の早稲田EDGEの講座の受講グループが、講座の中で作成したビデオMVPを以下紹介します。 みんな映像制作の素人とは思えない出来です。 是非ご覧いただき、ご意見いただければ幸いです。(ビデオそのものへのご意見よりも、ぜひビジネス、商品へのご意見を!)
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