【ウェブ戦略音声セミナー第10回】相手に伝わらなければ、どんな良いコンテンツも意味が無い
みなさんこんにちは。ラウンドナップWebコンサルティング代表の中山です。
「WEBサイトから成約コンバージョンしない、なぜ?そんなときまずチェックしたい4項目とその理由」という内容を以前にブログで書きました。
今回はその続きです。ユーザーにとって使いづらいから成約しないんだよ、というところです。
これ端的に言葉だけ捉えてしまうと、今いわゆる狭い意味でのユーザビリティというところではないかと思われる方も多いかもしれません。しかしこれはもっと違う部分です。
ぜひ以下のウェブ配信無いし、iTunesのPodcastで全文をお聞き下さい。
※音声書き起こしのため分かりづらい点がありますご了承下さい。
マーケティング的な部分です。
「ユーザビリティを考えてきちんと作っているような方は、今回の内容のような領域も含めてユーザビリティなんだよ」と考えていらっしゃるかもしれません。
それはそれですごく素晴らしいことです。
ただやはり一般的に、ユーザビリティという話になると、だいたい「スマートフォンだとちょっと押しづらいですかね」とか、「コントラストが少ないですかね」とか、デザイン的な要素に、どうしても目がいきがちです。
でもそれ以外にも、気をつけなければならないことはやはりたくさんあるんです。
デザイン以外で大事なことの一つが、言葉
使いづらいというときに、デザイン以外で大事なことの一つが、言葉なんです。
果たしてそのサイトに書いてある、そのサイトのコンテンツは、ターゲットとしているお客様に届くような言葉で書かれているか。これをぜひ一旦見直してみてください。
例えば用語一つそうです。
買い物カゴも、ショッピングカート、カートシステム、いろいろな呼び方がありますよね。
どれがベストなのか。
経験上、本当にECというものをよく知らない方々を相手にするのなら、一番分かりやすいのは「買い物カゴ」です。
Amazonでは「カートに入れる」なんていう言葉を使っていますので、カートの可能性もあります。しかし、この件については確か2007年か2006年くらいに調べた限りでは、当時は「ショッピングカート」のほうがいいという結論になりました。確か記事にもして、どこかに寄稿したと思います。
ただこれは今どうなっているか分かりませんので、一旦お客様に確認してみてください。お客様がどんな言葉を使うのか調べて見て下さい。
用語というのは本当にサービス提供者と、サービスを利用する立場の人間で、すごく齟齬が起きやすい部分なんです。それによって、お客様を落としているということが結構あるんですね。
伝わらなければ意味がありません
どんなメッセージでも、伝わらなければ意味がありません。
今のような用語もそうですし、それから文章の書き方、文章のテイスト、堅く書くのか柔らかく書くのか、どれだけみなさんは意識していますか?
これはお客様に合わせねばなりません。
「お堅さ」をすごく大事にする、信頼性というものをものすごく大事にする、弁護士さんですとか、そういう場合には堅めの言葉を使ったほうがいいかもしれません。
ただもっと庶民派の、例えば同じ弁護士さんでも庶民派の方とか。それから専門としている領域が調停だったりとか、話しやすさみたいなものを重視しているような弁護士さんとか。
或いは本当にもっとサービス業ですね、そういう場合は、もっと柔らかく書いたほうが伝わりやすいです。
またどうしても士業、私含めてコンサルタント、文章を書くことに慣れている方にありがちなのですが、文章をものすごくびっしりと書いてしまうことがあるんです。
今自分でワードプレスとか、とか、ジンドゥーとかいろいろ自分で更新できるシステムがあると思うのですが、そういったものが普及してきたことによる一つの弊害です。
何と言いますか・・・自分が好きなように書いてしまった長い文章、それがホームページ上にパーンと簡単に載せられてしまう「怖さ」です。
この続きはPodcastをお聴き下さい。
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