アクセス解析でRefererが取得できなくなる?〜Googleの検索がSSL化
GoogleのWebmasterCentralBlogによると、18日から漸進的にGoogleの検索がSSLで行われることになるようです。
数週間かけて、まずはGoogleアカウントにログインしているユーザから変えていくようです。
▼Official Google Webmaster Central Blog: Accessing search query data for your sites
期間を比較して検索結果からのキーワード流入をチェックしている方は、絶対に押さえておかないと大きく舵取りを誤ってしまう可能性が高いです。
何が変わる?
これによってまず、HTTPヘッダー経由で情報を得ることができなくなります。
GoogleAnalyticsのようなJavaScript経由のものではなく、サーバサイドで生ログ解析を行なっているタイプのアクセス解析ツールには影響が大きいでしょう。
生ログ型は最近見ないですが、例えばAnalogやAwstat、クライアントサイドではClickTracksなどですね。
大規模になるとサーバサイドで処理したほうが諸所負荷が軽いので、ブログサービスが独自に提供しているアクセス解析などは危ないかもしれません。
また、クエリーストリングからの取得もできなくなる模様なので、JavaScript経由のツールにも影響を受ける可能性があります。というか恐らく無理かと…。
GoogleとしてはWebMastersToolでみられますよ、ということですが、Googleのサービス経由でしかアクセス出来ないというのは正直あまり気持ち良いものではないですね。
SeoMozの記事によると、10月18日から増えてきているようです。
GoogleAnalytisでは?
GoogleAnalytics上では今は"(not provided)" と表示されるようです。
▼Google Hides Search Referral Data with New SSL Implementation - Emergency Whiteboard Friday
Google+上でのGoogleのAvinash Kaushik氏のポストに、実際のGoogleAnalyticsのキャプチャが載っています。
▼Avinash Kaushik - Google+ - Estimate the impact of recent Google http > https change…
おわりに
もはや公共性のあるサービスですので、あまり自社で囲い込むのは勘弁願いたいなというのが本音です。
このあたりの情報なしに検索キーワード比較をすると、大きく対応策を誤ってしまうかもしれません。
日本導入時には、日本のWebmastersCentralなどにアナウンスが出ると思いますので、しばらくは要チェックですね。
Google+のお誘い
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