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「使いやすく」「ハマる」技術とは! それは・・・

Googleって分かりにくい!

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「Googleって分かりにくい」って声を聞いたことがある。
それは、機能が増えているがどこに新機能があるのかが分かりにくいのである。
シンプルさを維持している方針のつらいところであろう。

しかし、それは一つの方針であり私はその方針に関して良いと思っている。
Googleのサービスに詳しくない人やITに精通していない人は、代表的基本機能が分かり
やすく表示されている方が使いやすいと思う。
例えば検索であれば、検索バーが画面の中心に分かりやすく表示されていて、検索ワー
ドを入力するだけで検索結果が表示される基本機能は使いやすい。
詳細な検索機能を使わなくても使うことは可能である。

情報リテラシーの高い人は、詳細な検索機能を使い、より焦点の合った情報を探し出すことができる。
基本機能だけで十分な人は、シンプル画面で迷わずに使える。
そうすることによって、多くの人に使ってもらえる。
それで良いのではないだろうか。

この考え方はテレビゲームに似ている。
テレビゲームは、
ゲーム初心者でも最初のステージクリアはできるように、そしてゲームが得意な人は高
得点が採れるようになっており、誰でも簡単にゲームが楽しく出来るようバランスが配慮されている。

入口は簡単に、そして使い込めば深い。これは万人向けには良い方針だと思う。

一方、Apple社の場合は機能を削ってでも「使っていて気持ち良い感覚」を重視しているようである。これも一つの方針で良いと思う。

また、日本企業の多くは機能重視で使い勝手にはあまり重点を置いているようには思えない。ただ、最近は使い勝手重視に視点が変わり始めている。
日本企業のこれからが楽しみである。

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