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今、アタリショックを再確認

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ゲーム業界では有名な「アタリショック」に関して再確認していきたいと思う。

アメリカにあるアタリ社が「ポン」というゲームを作り大ヒットさせ、アタリ社を中心にテレビゲーム市場が爆発的な普及を見せた。1982年には10億ドルを越える市場と言われるほどにまで急成長していたが、3年後の1985年にはほぼゼロにまで衰退してしまった。
そしてブームに便乗して多数のメーカーが参入した。しかしアタリ社の歯止めもなく、市場に質の低いソフトが氾濫、消費者は相次ぐ粗悪ソフトに呆れ果て遂に誰も見向きもしなくなった。そして、ゲーム市場はほぼ消滅してしまった。
この現象を「アタリショック」と呼んでいる。

この「アタリショック」を受けて、任天堂は他社が開発販売するゲームは任天堂がチェック、そして1社あたりの年間販売タイトル制限を設けた。これらは質が低く粗悪なソフトが出ないようにする対策である。
その為、ゲームのカセットやパッケージは任天堂が全て製造することにより、ゲームアプリの入ったROMを任天堂に納品しなければならず、そこでソフトのチェックやタイトル数チェックを可能にした。

Appleは、アプリはiTunesを通しての販売にしている。Appleもソフトのチェックを行いチェックに通ったものだけがiTunesに登録される。
私が思うに、Appleも「アタリショック」を教訓とし任天堂を参考にこの方法を考え出したのだと感じている。

今後もベンチャー企業を中心に新しい方法で市場を活性化させていくと思うが、その際にこの「アタリショック」を忘れずに考えていきたいものである。

Comment(2)

コメント

kaiou

んー・・・・ちょっと違うと思う。
アタリショックの場合は確かに粗製乱造を市場の自律に任せていたら
暴走して失敗した例だが、任天堂のはあくまで「ROMの生産能力の限界」の方です。

で、Appleの施策の本質はサードパーティーの絞込みよりもむしろ、Apple製品の
優遇だと思っています。言えば、Appleの統制を受け入れないサードパーティーを
拒否するという形じゃないかな?無論、向こう(アメリカ)の法律でも独禁法に抵触
しかねない行動ではありますが・・・・

kaiouさん
貴重なコメントありがとうございます。
そうですね。任天堂に関しましては「ROMの生産能力の限界」もあると思います。スーパーファミコン時代ですが、ゲーム開発をしていた頃社内ではタイトル制限を設けたのは、粗悪なソフトを増やさないようにすると言ったことを聞いております。そして当時のテレビの任天堂特番でもそのようなことを話していた記憶が残っております。
今後とも宜しくお願いします。

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