ほんとうのご恩返しとは

大変お世話になって成長させていただけた方に「今はまだ力不足ですが、いつか必ずご恩返しいたします」と言いました。
　
そうすると、こうおっしゃったのです。
　
「私への恩を感じてくださるなら、あなたの後輩や、あなたを必要とするこれからの人たちに返してあげてください。」
　
私は今まで一人で生きてこられたわけではない。
たくさんの方々が無償の愛で応援してくださり、助けていただきながら生きてこられたと思っている。
　
恩義をお返しするのは、恩義を受けた方ではないのです。
それを今度は自分が次につないでいく。
それがその方へ恩返しになる。

今、私はそれができているだろうか。
自分の利益や損得勘定で動いていないだろうか。

常に振り返りながら、自分に問いかけながらいる
　
そして、「わたしは恩を返しているのだ」という自己満足にひたっていないだろうか。

つい陥りやすいその恐ろしさ。いつも敏感でいたいと思っています。