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電話リレーサービス ~「聞え」に不自由を感じている方に~

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めんそ~れ!

株式会社アイセック・ジャパンでは、日本財団の委託を受けて「電話リレーサービス」を展開しております。

電話リレーサービスは、すでに海外では一般的ですが、日本では今まで何度か普及に向け各社が挑戦してきましたが、なかなか普及できていなかったものです。

そもそも電話リレーサービスとは何かというと、高齢者や聴覚障がい者など「聞え」に不便を感じている方が、社会インフラとして最も利用できないものが電話となっております。

ご存知のように、色々な事が電話でないとできないようになっているのが現状の社会です。お店の予約などがまさにそうです。

一番顕著なのが、宅配の不在通知です。再配送をしてもらおうとすると、電話で口頭で伝えるか、プッシュホンでの応答になるわけですが、その音声が聞こえないとどうしようもありません。

そういった、「聞え」に不便を感じている方でも電話を利用できるようにしたのが、電話リレーサービスです。当事者の方が、電話リレーサービスの事業者に、電話をしてほしい内容を伝えるのは、チャットを通じて文字で伝える、もしくは、ビデオを使って手話で伝えるということになります。

文字で伝える方式をテキストリレー、ビデオで伝える方式をビデオリレーと言います。

これによって、「聞え」に不自由をしている方も社会インフラである電話を使えるようになるのです。

日本財団では、昨年の9月から、今年の3月まで第1弾の実証実験として、電話リレーサービスを600名の方を利用者として実施いたしました。その結果、多くの方が利用していただき、「聞え」に不便を感じている人にも社会インフラとしての電話を利用する権利を提供する必要があるとの結果が出ております。

日本財団では、さらに、今年の4月から利用者枠を2000人まで拡大した実証実験第2弾として、「電話リレーサービスモデルプロジェクト」を開始しております。

すでに、1600人を超える申し込みがあり、申し込みは6月末で締め切られることとなっております。

ご興味のある方は、ぜひ申し込んでみてください。できれば事業者選択は「アイセック・ジャパン」でお願いします。

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