情報処理技術者試験「ITパスポート」結果
めんそ~れ!
昨日、情報処理技術者試験の「ITパスポート」の結果が発表されました。
今回の試験は、自分で講座を開いて受験生を教えていたこともあり、注目していました。
試験範囲を示した、「シラバス」の練習問題や今年の春試験の傾向、各出版社から出ている問題集などを紐解いて、かなりわかりやすい講座を開きました。
私の講座に来ていたメンバーは、全員がIT未経験者だったのですが、絶対合格できるような力が付くよと、励ましながら勉強していただきました。
自分で言うのもなんですが、非常に成長してくれて、試験前の模擬試験もかなり良くできていて、4人のメンバーのうち少なくとも3人は、これなら絶対合格すると思っていました。
試験終了後、反省会をやったのですが、問題を見ると「シラバス」や「春試験」では、全然出てきていない内容でかなり突っ込んだ問題になっていました。
採点すると、一人が62問正解でしたが、合格すると見ていた残りの2名は、57問と55問の正解でした。厳しいかなと思っていた後の一人が40問。
60問に足りない2人はかなり実力が付いていて、どこに出しても恥ずかしくないメンバーだったので、これは問題が難しすぎたのではないかと思いました。
そこで、この2名には「この正解率では不合格だけど、はっきり言って、君たちが不合格だとほとんど合格しないよ。多分、採点した後、合格率が低くなりすぎて、きっと救済があるよ。」といって慰めていました。
実際、春試験は73%近くが合格し、ちょっと、合格率が高すぎと思っていましたので、その反動で秋試験は難しくなったのでしょうが、これでは合格率30%以下になってしまうと思っておりました。
昨日の発表では、結局、ストラテジに4問分、マネジメントに3問分、テクノロジに1問分の点数が上乗せされました。
それでも合格率は50%と春試験よりは低くなりましたが、多分良い線なのではないかと思います。
その結果、私の講座を受講してくれた人は4名中3名が合格ということで75%の合格率でした。
都道府県別の合格率が出ておりましたが、沖縄県は31%ということだったので、それを考えるとなかなかのできかなと思っております。
ITパスポートの教材を出している「FOM出版」のページを調べたら、こんなコメントが出ていました。
「日頃は、FOM出版をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
平成21年10月18日(日)に実施されましたITパスポート試験・秋期試験の出題傾向の分析結果をご提供いたします。
また、秋期試験の分析結果を受けまして、弊社における今後のテキスト提供の方針についても、併せてお知らせいたします。
今回、ITパスポート試験の難易度が急激に高くなったことを受け、テキスト内容を大幅に補強して提供することになりました。
「ITパスポート試験 対策テキスト」は、当初12月中旬にご提供予定でしたが、1月中旬に変更になりましたので、ご承知おきください。
以上、最新の出題傾向を把握し、平成22年度春期試験に備えていただく一助となれば幸いです。」
点数補正が発表される前だったので、これからFOM出版もどうするかはわかりませんが、出版社も大変ですよね。
今回の試験については、私を含め、ITパスポートの受験にかかわっている人は面食らったのではないでしょうか。