何か難しいことにチャレンジする方に向けて
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何か難しいことにチャレンジする場合には、その基礎がなければ成し遂げることは困難でしょう。
例えば四則計算を学ばなければ、方程式は解けません。
何もトレーニングなく、突然明日フルマラソンを走ろうと思っても、完走することすら厳しいのが現実です。
何事も基本があって、その応用ができるのです。
会社にとっての基本とは、理念や経営方針でしょう。
社員がみんな同じ方向を向いて進むには、まずこれらを基本的な考え方として1人1人に定着させる必要があります。
またスキルや知識面での教育においても、まずは基本を教えた上で、少しずつ任せられる仕事が増えていくのが定石ではないでしょうか。
基本を学ぶということは、避けては通れないのです。
しかし人は、少しでも早く基本から抜け出したいと思うでしょう。
教育する側にとっても、早く一人前になってくれることは嬉しい限りです。
そこで大切なことが、私は「反復」だと思います。
何度も何度も、繰り返し実行すること。
単に「できる」だけでなく、当然のこととして定着するまでリピートします。
例えば、突然の転勤で全く知らない場所へ住むことになったと考えてみて下さい。
右も左も分からない土地で、最初は自宅から会社への道順すら手探りでしょう。
出社時には、本来より随分と早く家を出る・・・なんていう方も、いらっしゃると思います。
しかし1ヶ月も住めば、そんなことはありません。
毎日のように同じ道を往復しているので、通勤経路が頭の中にインプットされるからです。
このように、教育における「反復」の重要性は確かなものだと思います。
私も何か新しいことにチャレンジするときには、基本となる知識を事前に反復して定着させるようにしています。
何かが前進せず停滞しているような場合には、もしかしたら基本の定着が不足しているかもしれませんよ。
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