経営者だけの力では会社は伸びない
「経営者的な視点でモノを考えろ!」
と急に言われても、経営者ではない一般社員は戸惑ってしまいます。
しかし、会社の経営を社長しか真剣に考えていなかったら?
それはそれで非常に危険な経営状態になってしまいます。
非常に複雑な価値観を持つようになった市場で生き抜いていくには、
総力戦で戦っていくしかありません。
社員個々が会社のために自分がどのような行動をすべきか
ということを考えて仕事をしないといけない時代になってきました。
言われたことだけをやっていれば安定した生活が送れる、
という、ある意味つまらない時代は終わりました。
会社の顔が社長ではなく、
お客さまに直に会っている社員になるということを決断した会社のみが
市場から評価される時代になりました。
接客業などではあたりまえのことだったことが、
すべての業種で同じようなことが言えるようになってきています。
本日、
最前線で頑張っている社員を支える仕組みを考える会社の研修を行いました。
自分の力で幹部社員という地位を勝ち取った社員に、
部下を支えるという視点に気付いてもらうという研修です。
自分だったらできる
という意識でいる限り、
部下に仕事を任せることもできずに自分ですべてをやってしまいます。
それでは部下は育ちません。
自分は自分の力で勝ち上がった
という意識でいる限り、
部下の気持ちを理解することはできません。
それでは部下は神輿を担いでくれることもないですし、
逆に部下を支える上司にもなれません。
ひとりの力よりも組織としての力の方が大きい
ということは誰しも知っています。
部下に組織を意識して仕事をしてもらうためには、
上司が部下のことを考えて、部下の成長のために行動する
という視点をもたないといけないのではないでしょうか。