オルタナティブ・ブログ > 森崎修司の「どうやってはかるの?」 >

計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

「へ~、そんなふうにやるんだ・・」と誰もが思う自動改札機の運賃計算のテスト(シンポジウム告知)

»

今年のソフトウェアテストシンポジウム関西の基調講演はオムロンソーシアルソリューションズ幡山氏が「妨げない・止まらない・間違えない自動改札機の開発」というタイトルでご講演いただきます。私は今年も共同実行委員長をつとめます。

多くの社会インフラ系システムやソフトウェアは想像以上に冗長系のしくみや品質確保のしくみをもっています。自動改札機も例外ではありません。また、テストも非常に複雑であり、複数の鉄道会社や路線の相互乗り入れ、定期券による部分とその前後等、運賃計算のテストが難しそうだなぁという印象を持つ方が多いのではないでしょうか。私もその1人です。

では、その複雑な運賃計算をどうしているか?「これくらいやらないとダメか・・・」という感想を持つ方も多いのではないでしょうか。もちろん自動化されており、そのほかにも様々な工夫がなされています。おそらく多くの方が「へー、そんなふうにやるんだー」という感想をもたれるでしょう。もったいつけて恐縮ですが、詳細は7/22(金) ソフトウェアテストシンポジウム関西で聴講しましょう。プログラムと申込みはここから。

同シンポジウムの今年のランチセッションは長沢氏(日本マイクロソフト)、細川氏(日本アイ・ビー・エム)にご登壇いただきます。長沢氏、細川氏ともにご講演を聴講したことが何度かあるのですが、お二人とも、話がわかりやすく、かつ、おもしろいです。お二人のご講演を聴講すれば「こういうツールがあるのか」ではなく「こういう考え方があるのか」という感想を持たれる方が多いと思います。長沢氏は去年もご登壇いただきました。去年は「バグピンポン」という用語を教えていただき、それがバグ票ワーストプラクティス収集プロジェクト(本ブログの過去エントリ)設立のきっかけの1つとなるなど強い影響力があります。

ワークショップとテクニカルセッションでは、テストの結果をどのように使うかをテーマとしています。

Comment(0)