mF247の事業譲渡の優先交渉権がヤフオクで1,000万で落札
いつものようなソフトウェアの話ではないが、オルタナブロガの方で取り上げている方をみつけられなかったので。。オルタナティブブログ的にこれを取り上げないというのはナシだろうと思うので、僭越ながら(?)私のほうから。mF247のコンセプトはユニークで健全でオープンだと思うので、譲渡された後も注目したいと思っている。
mF247は「Music Forecast 24時間 週7日」の意だそうだ。音楽の新しい動きを常に追い求める、(ダブルミーニングとして)246号線沿いに多くあるメジャーなレコード会社とは1つ違うところを狙っているというのもあるそうだ。
mF247は1つのコミュニティであり、説明のために簡略化するとインディーズミュージシャンの楽曲をDRMなしで配信するサイトだ。ここに来れば目新しい音楽を探せるという場になっていたと思う。
この8/31でmF247はこれまでの活動をいったん区切り、事業を継続する人を求めてYahoo!オークションに事業譲渡の優先交渉権を出品していた。私も注目していたので、最初の247円からみていた。初日はそれほど上がっていなかったが、最終的な落札価格は1,000万2,000円だそうだ。落札に関する情報はITmediaの記事を参照いただきたい。
発足当初からmF247に注目していた。ラジオのパワープレイ枠の販売とかタイアップとかが広まり多様性を失ってしまっていることを問題視し、主宰の丸山氏がいい音楽が世の中に広めていくことを目的とし、mF247を開始されたそうだ。路上ライブをオンラインで、というかんじだろうか。
いいものを作ったり生み出したりできる新しい人やものが現れたときに、それをうまく広めていく枠組みがなければ発展は望めないと思うし、その分野全体の縮小につながっていくのではないかと思っている。新しいものが出てきたらそれをつぶしにかかるのではなく、メジャーもマイナーも揃ってそれよりよいものを目指せるような謙虚さを持っておくべきだと思う。特にメジャーな組織に属する技術者にはそれが必要と感じている。