タイ国の真実らしきもの　その18　バンコクのインターネット事情

　今は高速インターネットが安価で利用できる日本のインターネット事情ですが、バンコクではあまりインターネット事情が良いとは言えません。

　まず、日本では普通はADSLか光ファイバーでインターネット回線を安価で利用できますが、バンコクのインターネット事情は、ADSLが普通で光ファイバーは本当に極々限られた企業にのみ存在します。
　

　しかも、ADSLの速度ですが、日本なら24Mとか16Mとかですが、バンコクでは、ベストエフォードで512kbが良い方で普通なら256kbほどです。
　それでも、日本より高いです。
　

　また、インターネット回線の安定度が非常に悪く、なかなか安定したインターネット回線を見つけるのが難しい状況です。

　その理由は、電話線が老朽化しているのと、きちんとした設置がされていないこと、インターネットのバックボーンの細さなどの理由があげられます。

　そこで、私は会社のADSL回線の調子が悪い時、公衆回線のモデムでインターネットを行っています。

（何度、プロバイダーに文句を言っても、そんなことは無いとか、すぐに対応するとか、言って改善された事は一度もありません。そんな感じです。）

　今更と御思いでしょうが、事実として、512kbのADSL回線よりもモデムの32kbで接続している方が早い場合が度々あるのです。

（理由としては、ADSLは一度契約してしまえば、スピードが遅かろうが、中々変更できないのに対して、モデムでのスピードおよび安定度は、売り上げに直結します。）

　まあ、バンコクのオフィスで働く身としては、以上のような感じなのですが、観光でバンコクにいらっしゃる方がちょっとインターネットをと思った時は、結構簡単にインターネットを利用する方法があります。

　それは、インターネットハウスとかゲームハウスとか呼んでいるお店で、1時間90円～150円程度（場合によってはもっと安い）でインターネットの使えるパソコンまたは、PS2が使えると言うものです。回線はやはり遅いのですが、皆ゲームをやっている人ばかりなのでまともにインターネットをしている人は少なく、それなりの速度のインターネット環境と言えます。

　また、ホテルでインターネットサービスを受けられる場所も結構あります。

　ただし、セキュリティは無いも同然ですから、バンコクに観光で来ている時に通販をやって、電子決済などは絶対に行わない方が良いと思います。

 

今日はここまで、またいつか御会いしましょう。