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インターネット通販は百貨店売上合計を抜き去り、今後も成長を続け、全ての流通業の中心的存在となっています。そしてこれからのEコマースは、スマートフォンなどの普及、ソーシャルメディアによって双方向の情報発信で大きく変化しています。ここでは様々な角度から事例を紹介し、実践的に活用できるようにお伝えしたいと思います。

EC決済革命の始まり!Amazonログイン&ペイメント

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Amazon.co.jpは5月11日、
他社の買い物サイト(ECサイト)でAmazonアカウントによる購入を可能にするサービス
「Amazonログイン&ペイメント」の日本での提供を開始した。

Amazonログイン&ペイメントの開始にあたり、
「劇団四季」の四季株式会社、
「出前館」の夢の街創造委員会株式会社がすでに導入している。

実際に「出前館」で使用してみたが、
Amazonのアカウントをあれば、驚くほどスムーズ。

利用するユーザー側のメリットとして、
初めて利用するサイトでも登録が必要なくなるためとても便利で、
Amazonアカウントのクレジットカード情報は
Amazonのセキュリティシステムにより管理され、
外部に情報が渡ることがないので安心な面も普及を加速させる。

この動きを見て、導入企業もいっきに増加すると思われる。
定期購入サービスもこのAmazonログイン&ペイメントで可能に。

そしてショッピングカート フューチャーショップも
Amazonログイン&ペイメント版を9月1日にリリースし、
EC決済関連の動きも早くなる。

導入企業については、手数料が非公開のため気になる点だ。
着実に伸び続ける月間4,800万人のユニークユーザーが訪れるオンラインストアが、
このAmazonログイン&ペイメントで導入した企業の情報をどのように活用するのかも、
導入する企業は、推測するマーケティングが必要だ。

Amazonの経営的特徴は、
「顧客中心主義」「発明中心主義」「長期的視野」を掲げ事業を行っている。
他のショッピングモールの動き、EC決済サービス、ソーシャルメディア等の動きにも今後注目したい。

【出前館】ピザ・寿司・カレー・中華などの宅配デリバリーサイト.jpg

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