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ガララーガもすごいが、タイガースのリーランド監督には参った

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なんという展開だろう。
9回裏、2アウト、27人目のバッターを迎える。
野球をやったことがある人ならば、誰もが夢見る舞台だ。

昨年チーム最多の13勝をあげ、頭角を現したガララーガにいきなりその場面がやってきた。

そして内野ゴロに打ち取り、1塁ベースに駆け込みボールを受け取る。
見ていた全員が「完全試合」の達成に興奮した(しかけた)。
しかしなんとジョイス塁審の判定は「セーフ」

誰が見ても誤審に見えた。
完全試合を信じたガララーガは頭を抱える。
猛烈な批判を浴びた審判は、深く反省し、誤審であったことを認めた。

おそらく通常は、世紀の大誤審として、チームもガララーガ本人も執拗な抗議と怒りでずっと尾を引く問題となって、
どこかでコミッショナーなりが査定を下すという流れになるだろう。

しかし、ガララーガは違った。落ち込むジョイス塁審に対して、「誰も完ぺきではない」とかばい、擁護した。

果たして普通こういうことができるだろうか。
私たちの仕事で、絶対に成功間違いなしと確信していた戦略なり施策なりが、ある一人によってぶち壊され、
台無しになってしまったときに、「誰でも間違いはある」と寛容に許すことができるだろうか。
しかもその瞬間に。

そして、そして、さらにすごいのは、タイガースのリーランド監督だ。
気丈にも、翌日の主審を予定通り行ったジョイス主審のもとに、通常なら監督が出向くはずの「メンバー表の交換」に、
なんとガララーガ投手を行かせたのだ。

普通は完投した翌日は完全休養にあてるだろうからベンチには入らないうだろう。
翌日の主審をジョイスが行うことを確認し、リーランド監督はガララーガを差し向けた。

選手も選手なら、監督も監督だ。
あなたの上司はこうした演出を行うだろうか。
いっしょに怒りをぶちまけていないだろうか。

管理職であれ、現場をかけまわるプレイヤーであれ、本当に見習いたいことだ。
完全試合の記録は残らなくとも、類まれな人格者ガララーガとして大リーグ史上に残るのは間違いない。

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