衆議院本会議後の今日の言葉が面白い
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安岡正篤翁の「安岡正篤一日一言」」という本の今日のページは、また面白いことを書いていますが、それが、ちょうど消費増税法案採決後の今日であることは、偶然の一致なのでしょうか。
今日、6月27日の ページには「五交」というタイトルになっています。以下、その本で紹介されている「五交」を書きます。五つの交わりですな。
1、勢交・・・勢力者に交を求める
2、賄交・・・財力ある者に交を求める
3、談交・・・能弁家に交を求める
4、窮交・・・困窮のため苦し紛れに交を求める
5、量交・・・利害を図って得な方に交を求める
とあります。なんとタイミングが良いこと。今の政治家そのもので、まさに昨日の衆議院本会議の面々を言い表していますな。いやはや実に痛快です。
もともと、吉田茂を含め、歴代大物総理の相談役であった安岡翁は、今の政治の在り様を見て、どう思われるのでしょうか。
文章はこう締めくくっています。
「(五交は)いずれも恥ずべきもので長くは続かぬが、かく挙げてくれが真の交わりというものも人世には得難いものである」
全くその通りです。サラリーマン出世街道なんてものが、戦後高度成長期には、おもしろおかしく描かれていましたが、まさに、この「五交」でした。社会での処世術とは、このようなものなのでしょうか。
これも、偶然ではなく必然なのでしょうか。
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