(024)外国人観光客と企業業績の裾野の広がりに注視
024は気休めに 景気のいい話=インバウンド消費関連企業の業績について触れます。
外国人観光客の来日ラッシュは
円安による一時的な現象ではないという見方をした方が良さそうです。
今朝6月19日のNHKニュースで東京のホテルが一杯で出張する人がホテル取れなく困っている、、というニュースがありました。
交通機関やホテルだけではありません。外国人が日本で買う商品は何か? それを作っているメーカーの業績は大きく伸びるのです。 例えば象印の電気釜、資生堂の化粧品、、、TOTOのウオシュレットなど。
資生堂の4月国内販売前年同月比+43%、株価も6月9日に年初来高値を付けました。 象印マホービンは6月22日引け後、中間期(
日本政府観光局(JNTO)
円安と個人観光ビザ(査証)の発給要件の緩和により、
実はこれまで日本だけ異常だったのです。
日本だけ政策がなきに等しかったからです。
それを証明するデータを(株)増田経済研究所の松川編集長からもらった数字で見てみましょう。
先進国においては、
かなり大きいと言えます。ところが、日本は2%でしかありません。
現在年間1500万人ペースの来日数で進捗していますが、
昨年の各国が享受した外国人観光客数を、
フランス 8306(以下、万人)
米国 6977
スペイン 6066
中国 5519
イタリア 4770
トルコ3980
ドイツ3159
英国 3117
ロシア2836
タイ2655
マレーシア 2572
香港 2566
オーストリア 2481
ウクライナ 2467
メキシコ 2420
ギリシャ 1792
カナダ 1639
ポーランド 1584
オーストラリア 1429
サウジアラビア 1521
オランダ 1280
韓国 1219
・・・・・・
こうしてみますと、アベノミクスと円安効果で、
韓国以下です。
それが、ものすごいスピードで増加していることがわかります。
現在は、オランダとサウジアラビアの間くらいということですが、
観光資源の多様さ(文化財、山岳・海浜、季節変動による景観差、
ひとたび、流れが出きてしまえば、あとは倍々ゲームです。
次第にリピーターと、新規客を巻き込みながら、
折りしも、オリンピックというビッグイベントが控えています。
どの業種が成長しているのか?営業マンは自身が担当しているお客さんの業種には関心あるけど担当外に関しては関心が薄い傾向があります。
しかし世の中は川上、川下で成り立っているので担当する企業の業績に間接的に影響する可能性がありますので世の中の情勢に注視していて欲しいという話をしました。