NHKから取材が来た件、および、VOCALOID作品制作のコラボについて
そういえば、先日、NHKテレビの記者さんから電話取材を受けました。また、ITではなくて初音ミクの件です。「初音ミクsings」の方からたどってきたようです。テーマは、ネット上のコラボレーションで作品を作っているような事例だそうです。「『初音ミクsings』は、基本的に俺様サイトとして位置づけておりコラボする気は今のところない、ニコ動ではちょこっとコラボぽいこともやってるけど、私はめちゃロングテールPだし、そもそもあまり詳しく話して正体がバレるのはイヤである」という主旨のことをお伝えしました。ということで、私が初音ミク職人としてテレビに出ることはないと思います(笑)。
ところで、ニコ動では結構いろんな有名コラボ作品がありますが、テレビで顔出しできるアルファクリエイターさんてどのくらいいるのでしょうか?下手すると、モザイク入りで「音声は変えてあります」で出演することになったりして、VOCALOIDの作品制作があたかも後ろめたいことであるかのような印象を一般視聴者に与えるのではないかと心配です(笑)。
いずれにせよ、知らない人同士がお互いの才能を使いってネット上でコラボしてより良い作品を作っていくのはすばらしい試みと思います。ピアプロなどを見てもイラスト系でめちゃくちゃセンス良い人がいっぱいいるので、音楽系の人とのコラボがもっとどんどん広がると良いと思います。
こういうネット上でのコンテンツ制作コラボをもっと効率的にするための基盤があると良いのではと思います。少なくとも、アクセス制御、バージョン管理、ライセンス管理等なのがサポートされると良いですね。特に、どんどん作られていく二次著作物のバージョンをうまく管理して、最終的にコンテンツが収益を生み出したときには、貢献度に応じてクリエイターさんに直接的に還元される仕組みがあるとよいと思います。
さすがに自分でやる元気はないので、どっかのベンチャー企業がやってくれないものでしょうか(ピアプロが発展してそういう形になってもよいかと思いますが。)そうなれば、私もボランティアベースでできるだけ協力していきたいなどと思います。