2008年の抱負など

あけましておめでとうございます。

Web素行調査によると「初音ミクに特別な感情を抱かれているらしい」栗原です。

さて、昨年は年末ギリギリまで原稿書いたりでいろいろとばたばたしておりましたが、何とか無事にやってこれました。特に、出版関係の皆様には〆切遅れが多くなりご迷惑をおかけしました。どうもすみません。

2008年のプランなどを書いてみたいと思います。

まず、ITアナリスト業ですが、今まで通りインフラ系中心でやっていきたいと思っています。なかなかブログに書きやすいネタがないのですが、調査・分析活動は積極的にやっています。今年の最重点項目としては以下を考えています。

１．グリーンIT
２．ソーシャル・コンピューティング
３．SaaS

先日も書きましたが「グリーンIT」は今年前半の最重要案件としたいです。グリーンITを追求することは結局のところIT基盤の最適化にも結びつきます。企業が仮想化やサーバ統合を正しく活用するための「最後の一押し」になると思っています。

2007年にはもエンタープライズ 2.0、KM 2.0等々のキーワードで企業内での情報活用の革新の必要性を訴えてきましたが、スコープを明確にするために「ソーシャル・コンピューティング」と言い換えたいと思っています。ニコ動、Twitter等、最近で最もイノベーションが進んでいる領域のひとつだと思います。4月ころに、この関連でちょっと大きい話があるかもしれません。

SaaSについては今年は一層の活用が進むと考えています。これによる情シス部門やSIerにおけるパラダイムシフト（「ものづくり」から「ものうごかし」へ）に注目しています。

その他、データ統合、データ品質、データウェアハウジング、イベント駆動アーキテクチャなどの地道な話題も継続していきます。

弁理士業務ですが、特許関係は今まで通りソフトウェア特許に絞ってニッチ狙いで行きます。特許関係の仕事は基本的にすべて機密保持契約の元でやってますので自分がからんでる話はブログには書けませんが、ネット企業等で、たとえばニコ動に匹敵するような斬新なアイデアがあれば是非特許出願のお手伝いをさせてください。もう少し前段階のアイデア作りという段階からの協業（コンサルタント＋弁理士みたいな仕事）もやれればと思います。米国だと、特許弁護士兼技術者みたいな仕事をしている人は多いらしいです。商標関係はお友達値段で細々とやっていく予定です。著作権関係はビジネス的にからむところは今のところほとんどありませんので、ブログネタとしては差し障りなく書けますね。CGM関係、著作権法改正関係を中心に好き放題書いていく予定です。

翻訳関係ですが、ビジネス書翻訳は年1回ペースで続けていければと思います（結構しんどい作業です）。既に初夏あたりにビッグタイトル翻訳の予定が入っています。産業翻訳（ベンダーさんのホワイトペーパーやプレスリリース等）のお仕事も積極的にやっていきます。事業ポートフォリオ的には安定した継続的収益が見込め、スケールも出しやすいビジネスも必要なので産業翻訳は無視できないものがあります。

あと、金沢工業大学の客員教授の仕事も継続しています。

個人的な抱負としては、初音ミク打ち込みの継続、そして、今年やりたくてできなかったジャズオルガンのライブの実現です。一人でコンピュータと向かい合ってちまちま作っていくMIDI打ち込み、せーのでアドリブでやっていくジャズライブと音楽をクリエイトする方式は全然違いますけど実は結構似てたりします。努力と試行錯誤の結果生まれるｷﾀｰ（AA略）の瞬間を求めて日々がんばっているわけです。

あとは、オフィスを家から徒歩2分の場所にしてしまったため最近運動不足がひどくなっておりますので何とかしたいと思っています（とりあえず、Wii Fitやってますw）。

ということで、本年もよろしくお願いします。