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プログラミングでメシが食えるか!?

2021年度上期の業績

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2021年度上期のIT関連事業に関する業績がほぼまとまりましたので、備忘録的にまとめておきます。

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例年、下期の方が業績が良いのは相変わらずですが、上期としてはまずまずの業績という印象です。とくに、新型コロナウィルスの影響や世界的なハードウェアの調達困難の中でこの業績というのは本当にお客様・パートナー様のおかげとしか言いようがありません。

IntraGuardianシリーズ、ProDHCPシリーズ、ゴルフ関連の「製品開発販売」事業がほぼ全体を占めるようになったのは一目瞭然ですが、それらが傾向として右肩上がりなのは、不安定な販売自体の業績だけでなく、定常的な保守費での数字が徐々に積み上がっているからと言えるでしょう。

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長いスパンで見ると、前回も書いたように製品開発販売に本格的にシフトしてから右肩上がりの傾向なのが良くわかります。

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実は業績を右肩上がりに伸ばしているにもかかわらず、メンバー数は増えていないのです。

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一人当たりの人月単価にすると全員の平均で250万円/人月くらいですので、人が動いた分で稼ぐタイプの仕事ではなかなか稼げない数字でしょう。ちなみに、最低でも給料の3倍は稼がないと会社は発展していかないと言われていますので、一般的な給料で考えて100万円/人月くらいは稼ぎたいところです。今振り返れば2014年頃までは結構微妙でしたね・・・。

人数が増えていないのは良いというわけでもないのです。同じ稼ぎであれば人数が少ない方が良いのは当たり前ですが、実はまだまだ「やりたいこと」「期待されていること」はたくさんあり、人手が足りずに先送りしていることも非常に多いのです。特に我々の場合は「製品開発販売」とはいえ、「販売」に関してはパートナーさんの力が大きいこともあり、「開発」面で人手が足りていないのは実にもったいない状況です。ソフトもハードも開発できる楽しい仕事なのですが、やはり今どきの就職先としては大きくて安定したところと考えるのですかねぇ・・・?

さて、自社製品で勝負していくためには「良い製品を作ればいい」というものではありません。「製品を満足して使ってもらえること」が大事です。今のところビジネス向けの製品ばかりですので、「製品がビジネスの役に立ち続けること」と言えます。そのためには「売っておしまい」ではなく、「導入いただいてからのサポートが大切」なわけです。IT製品といえどもサポートは「人と人とのやりとり」です。導入先との良好な関係を築けなければうまくいきませんし、単に言われたことに答えるだけでは駄目で、お付き合いしているとたくさんのメリットがあると感じてもらえるような関係にしなければならないと考えています。

私の自己満足的な自慢は、導入先の皆さんと良好な関係を築けているので、これから導入を検討する人が導入先に「あそこはいいのか?」と聞いてもまったく問題ないどころか、むしろ、「既存のお客様のところに聞きに行ってみてください」と言えることです。使っている人からの感想が一番の決め手になることは間違いありませんので。今後も引き続きメンバー達と共に、良いものを生み出すのはもちろん、良い関係を築いていけるよう、ますます気を引き締めていきたいと思います。

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