メタボ対策とスポーツ
毎年一度の人間ドックは、私にとって学生時代の定期テスト以上の気合いで挑みます。2009年1月の人間ドックでメタボ健診が開始され、42歳の私は、ウエストが93.5cm・BMI26.8という状態で、たしかメタボ予備軍とかで栄養指導を受け、その後も経過観察報告を義務づけられました。とりあえず食事をおかず中心にするのと、少し前から始めていた水泳をよりまじめに取り組むようにして、確か3ヶ月で5kgくらい体重を減らし、翌年の人間ドックではだいぶまともになったのですが、それでもウエスト85cmは切れない状態でした。
その後、毎週通っていた健保補助が使えるスポーツクラブの補助が打ち切りになり水泳は終了。ちょうどその頃、昔からの仕事仲間の方がロードバイクを購入してサイクリングを始めたとのことで、私もロードバイクを購入してサイクリングを始めました。
サイクリングは予想以上に楽しく、運動にもなるので天気が良い週末はできるだけ走るようにしていましたが、途中で峠に行き、その苦しさに打ちのめされ、さらに埼玉県のサイクリストにとってはレベルの判定に使われる(?)白石峠でのタイムアタックを仲間の方と始めてますます「もっと鍛えなければ」となりました。
たまたま2013年の正月休みに、スポーツショップの福袋でランニングウェアを買ったところ、サイズMなのにお腹がきついというのにショックを受け、「このウェアが普通に着られる状態になろう」と、ランニングも本格的にはじめました。ランニングにより心肺能力を高めれば白石峠でのタイムアタックにも効果があるだろうという狙いもありました。
白石峠のタイムアタックは、45分くらいで初完走してから、32分台になるまでだいぶかかりましたが、目標を持って取り組むことにより体は鍛えられ、ハーフマラソンやグランフォンド・ヒルクライム大会などに参加できるくらいになりました。
先日の人間ドックは正月休み明けという最悪の時期でしたが、ひたすら走り込みを行い、無事にメタボ非該当判定となりました。以前は肥満に多い「横隔膜挙上」などの指摘もありましたがすっかり見なくなりました。
痩せたいという背景には、娘や息子と街を歩くときに「太ったお父さん」と見られるのは嫌だろうということもありました。もともと子供の頃に肥満児だった私は、少し油断するとすぐに太るのです。
スポーツを継続することにより、風邪をひくこともすっかり減りましたし、体型も普通になってきたので、服を選ぶ際にも困らなくなりました。
私にとっての継続のポイントは、「仲間の存在」「自己満足」です。仲間とのサイクリングは最高に楽しいですし、長距離や峠を走る際などに、お互いに迷惑にならないように鍛え合うモチベーションにもなります。サイクリングは道具の違いも明確に味わえますので(残念ながら道具が良ければ速いというわけではなく、乗り心地が違うという意味で・・・)、少し良いパーツやウェアを購入したりすると走りたくなります。その際にも仲間達と「こんなの買ってみたよ」と盛り上がるのもまた楽しいものです。
毎週週末の天気予報を見ながら、仲間とのサイクリングを楽しみに、仕事のメリハリにも繋がります。まあ、あまりのめり込みすぎると家族から睨まれますが、健康は全ての基礎となりますから、スポーツは楽しく継続していきたいと思っています。