息子と楽しむオーディオ:スピーカーとアンプ
最近なかなか仕事のネタを書いていないのですが、とにかく忙しいのです。。ということで、今回も趣味ネタで自分の気晴らしに・・・。
オーディオ話の続きです。
雑誌付録のスピーカーユニットを使って、息子と二人でエンクロージャー作成をしたのですが、せっかくの2ウェイなので、ハイパスフィルターだけでなく、ちゃんとネットワークを入れてみようと、空芯コイルとフィルムコンデンサーを入手しました。雑誌記事にしたがった-12dB/octのネットワークです。-12dB/octだとコイル・コンデンサーともに2個ずつ必要で、特に空芯コイルは高いので・・・ネットで探して型落ち品などでできるだけ安いものを買いましたが、それでも左右分でスピーカーユニット付き雑誌と同じくらいの値段になってしまいますねぇ。。まずは空中配線で音の確認。
次に、コイルをエポキシで固めてから、もう少し綺麗に配線し直しました。コンデンサーの足を切るのがもったいなくて、できるだけ簡単にばらせるように・・・。最初はこの状態でスピーカーの中に入れてならしてみましたが、さすがにある周波数でビビるので、薄い板に両面テープで固定し、それをエンクロージャーにネジ止めしました。
息子と聴き比べです。ネットワークを入れた方が滑らかな音になりますが、高音の綺麗さも違うと言うことになり・・・
息子の方を、雑誌付録の無極性電解コンデンサーから、昔真空管アンプで使っていたフィルムコンデンサーに交換してみました。だんぜん高音が綺麗に!ネットワークを入れた方とハイパスフィルターのみでは、後者の方が荒れた感じもありますが華やかともいえ、聴くジャンルによって甲乙つけがたい感じです。
息子が4個全部鳴らしたいというので、そういうときには・・・
高域が干渉するのを防ぐのと、スケール感が出るので、下の方を外向きに。
この状態だと8cmウーハーということを忘れるほどの低音の量感とスケール感も出て、後ろに見えている20cmバックロードホーンに匹敵するスケール!メインスピーカーにしても十分という感じですねぇ!!
ということで、1組でも楽しめる音ですが、スーパーウーハーなどで低音を増強するとなお良いでしょうね。
さて、こういう遊びをする際には、巨大な真空管アンプの配線を変更するのは面倒なので、いわゆる「中華アンプ」をいくつか買ってみました。息子には既に使わせていましたが、自分の分も。
左が中華デジタルアンプブームの元になったトライパスTA2020というデバイスを使ったものです。左は後継のTA2021を使ったものです。
これがTA2020。割と大きめのデバイスです。TA2021はかなり小さくなっています。
こちらは息子に使わせているアンプのTA2020です。TA2020はとっくに製造中止になっているようで、流通在庫や中古品が使われているとの噂です。
音色は3つともそれぞれ個性があります。息子に使わせているのが一番安いのですが、ケースが安っぽいのと、バナナプラグが使えない点が残念なものの、2000円台で購入でき、音も十分聴けるものです。トーンコントロールもありますが、ちゃんとバイパススイッチもついています。
20cmバックロードホーンでアンプを聞き比べると、巨大な真空管アンプに比べてしまうと3つとも低音が弱いのですが、高音は綺麗ですし、ノイズも少なく、数千円でこんなアンプが購入できるとは、私がオーディオに凝っていた中学〜高校時代とは大違いですねぇ。昔は少しでも安くても良いものということでキットを作ったりしていましたが、今ではキットの方が高いくらいですから・・・。
ということで、雑誌付録から息子と二人でかなりいろいろと楽しめました。ゲームをやったりするくらいなら、こういう遊びの方が、物理の勉強にもなりますし、工具の使い方にも慣れます。音質を確認するためにはクラシックが一番わかりやすいので、そういう音楽にも接する機会にもなります。親としてはこういう遊びの楽しさをどんどんやらせたいところですが、はたしてスマホ・ゲームに打ち勝つことはできるのやら・・・?