アルチザネットワークス社製WiMAXモバイルルータ AZ01MRが発売開始。

Artiza Design AZ01MR 昨年の製品発表当初の予定よりも半年遅れとなりましたが、既に6月1日から予約受付を開始していた、アルチザネットワークス社製WiMAXモバイルルータ『AZ01MR』が本日（2011/06/09）より発売開始となりました。

• Artiza Design AZ01MR http://www.artizadesign.com/

色々な試験を通過させたり、同社初のコンシューマ向け商品ということで、計画通りの発売ができなかったという事かと思いますが、見た目にも好みで、期待できるスペックを幾つも実装していることなどから、昨年の製品発表以降、出荷開始を待ち続けていました。

今回の出荷する製品は、発表当時と異なる点がいくつかあるようですが、過去は軽くスルーして、現状について、しっかりとチェックを行いたいと思っています。

1月頃にモニターを募集していたので、試用されている方もいるかと思いますが、徐々に商品が増えてきて、いつの間にか激戦区となったモバイルルータだけに、今後の機種選定も悩ましいであろうということで、この製品の特徴などについて、何度かにわたってご紹介したいと考えております。

まずは、外観と基本的なスペックからとなります。

• 重量 94g・サイズ W99.5×H59.0×D13.9mm
  →　モバイルルータとしては超軽量・超小型です。
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• 連続バッテリー駆動時間：6時間（リチウムイオンポリマー電池・3.7V・1700mAh）
  →　8時間以上の長時間稼働商品が、いくつか発売されていますが、超軽量化・小型化の為にバッテリー容量を抑えた結果の6時間。　しかしながら、一般の通勤往復や、外出時間を考えると実用的な連続稼働だと考えます。
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• スタンバイ時間 100時間
  →　超驚きのスペックです。他のモバイルルータが40時間程度と考えると、連続稼働時間よりももしかしたら、重要なポイントかもしれません。（後日、要実験です。）
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• スリープからの起動 最短10秒
  →　速過ぎます。この数字ならば、無通信時のスタンバイを短めにとっても、あまり気にならないでしょうし、結果として、バッテリー消費抑制に有効であろうと考えられます。

ということで、 軽さ・小ささ・スタンバイの長さ・スリープからの復旧速度 が本製品の最大の特徴といえるでしょう。それも、他を大きく突き放しているような。

では、実際の性能面はどうなんだろう？と早速SpeedTestでチェックしました。

小さいグラフでわかりにくいので、データの表を参照して頂くと、

最高速は下り14.54Mbps、上り9.57Mbpsというかなり高いレベルの結果です。

同じ計測ポイントで過去に計測した、他のモバイルルータと比較すると、ざっくりですが、1.5～2倍のパフォーマンスが出ています。それも、夜間のほうが高速な値が出る事が多いのですが、この計測が真昼間ということで驚いて、何度も計測した結果です。

但し、気になるのは数字のバラつきです。

回線状況、WiMAX基地局の状況、そしてAZ01MRの状況による何れかないしは全てがバラつきを生んでいるわけですが、定期的に計測したり、今後の製品ファームウェアのアップデート時にも、同様の計測をしたいと思います。

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◆外観写真

◆BEAU DESSIN S.A.（ボーデッサン社）とのコラボによるAZ1MR用オリジナルレザーケース

液晶部が隠れないデザイン。

スイッチやmicroUSBもケースが邪魔にならないようにデザインされています。

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