オルタナティブ・ブログ > 事業のヒント >

事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

私を引き上げてくれた工場長の交代

»
大手企業2社の元請けとして事業を拡大していました。

メインとなる1社は、自分でも驚くほどの勢いで工場内で勢力を拡大することができました。

その原動力となったのは、工場長と仲が良かったからです。

それだけが要因ではありませんが、工場長と仲が良かったのは、ものすごく大きくプラスに作用したのは間違いありません。

というよりも、私を大きく引き上げてくれた人ですので、やっぱり一番の要因ですね。

工場内で勢力拡大が一段落した時期に、工場長の異動がありました。

本社から工場長になる人がやってきて、今の工場長は大阪支店長になるという人事だったのです。

滋賀工場の業績が良くなったので、工場長から支店長に昇格するということです。

その業績が良くなった要因は私の会社でした。

以前よりも安い単価で仕事をこなしてきましたし、その勢力を拡大するということは、それだけ製造原価が下がるということです。

それで業績が良くなり、今回の異動になったということです。

私の会社を引き上げてくれた工場長がいなくなりますし、次の工場長は全然違うタイプという話も聞いていましたので、そうなると不安が出てくるかも知れません。

でも、私はそんな不安はほとんどありませんでした。

すでにかなりの人数を入れて大きな勢力になっていましたので、誰が工場長になろうとも、揺るがない状態ができ上がっていたからです。

さらに、誰が来ても仲良くなる自信はありましたし、相当な実力も持っていますので、別に何とも思いませんでした。

相当な実力を持っているというのは相当な勘違いで、経営者としての実力はゼロですが。(笑)

実際に工場長が交代してしばらくしても、何も変化はありませんでした。

大きな勢力を持っていますので、それが強みになっていたこともあり、私の発言力が落ちることもありませんでした。

年の割には大きな私の態度も、小さくなることはありませんでした。(笑)

ただ、変にまじめで変化を嫌い、現状維持をしようとする役人根性のような人でしたので、面白味はありませんし、何かの話が発展することもありませんでした。

仲は良くも悪くもないという感じでした。

表面上は仲が良いように見えても、一緒にゴルフに行ったりするまではならなかったので、適度な付き合いで現状維持ということです。

私にとって「現状維持」は衰退しているようなものですので、それではダメです!

でも、すでに次の展開を考えていました。

Comment(0)