事業拡大の要因

» 2012/12/12

名刺一枚で飛び込み営業に行き、大手企業2社と契約することができました。

そうなった要因は、単なる偶然です。（笑）

名刺以外に出す物はありませんし、大した実績もありませんし、直前には数人の従業員がいながら仕事がゼロになっています。

経営者としての実力もありませんので、たまたまうまく行った要素は大きかったと思います。

そうだとしても、行動しなければ何も起こりませんので、常識ではできない行動をしたのが成功の要因といえるでしょう。

そして、2社ともあっという間に工場内で勢力を拡大できました。

これは偶然ではなく、私の実力そのものです！

と言いたいところですが、その当時はそう思っていませんでしたが、経営者としての実力はゼロに等しいです。（笑）

いま思えば、実力もないのに、よくあれだけのことをやっていたと自分でも信じられないことがあります。

良い人材に恵まれたこともあって、私の思い通り以上に事業を拡大することができました。

最初は人材派遣として勢力を拡大しましたので、商品である「人材」が重要になります。

良い人材を入れれば、次も良い人材を入れてくれると期待しますし、その期待に応えれば、自然とお呼びがかかるようになります。

でも、これは事業をやる上で当然のことです。

それ以外の重要な要素としては、相手との関係性にありました。

メインの工場にはメインの運送会社が入っていて、独占的に製品を運搬していました。

その運送会社の社長は、しっかりした良い人だったのですが、工場長には良く思われていませんでした。

仕事ができる従業員がそろっていますし、業種は違うといえども、レベルは私の会社の従業員より上です。

当然ながら仕事もきっちりこなしていましたので、会社からの信頼も厚く、その工場の製品を独占的に運搬していました。

でも、その社長と工場長は性格的に合わない面があって、何かちょっとしたことがあれば、工場長は腹を立てていました。

私が「まあまあ、それくらいは仕方がないんじゃないですか？」と言うことも何度もありました。

この事実でわかりますが、私は工場長とは仲が良くて、いろんな話を聞いていました。

また、この運送会社の社長とも仲が良くて、「私は何で工場長から嫌われているんですかね？」と相談されたこともありました。

ということで、私はなぜか誰とも仲が良くて、それが事業拡大の大きな要因になっていたということです。

その社長には、どうしたら工場長に好かれるかというアドバイスをしたのですが、それを実行することはありませんでした。

その結果、別の運送会社を入れられることになって、仕事が減ってしまったのです。

私は別に意図的に仲良くしていたわけではありませんし、別にへつらうこともありませんし、逆に態度は年齢の割に大きかったです。

それが私の自然体なのですが、それが良かったのかも知れません。

ともかく、相手のトップをはじめとする誰とでも仲が良かったので、それが事業拡大の大きな要因になっていたのです。