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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

良い人材を採用できた理由

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大手企業2社と同時期に契約できたため、従業員は即戦力として仕事に行き、すぐに信頼を得ることができました。

私は、2社ともすぐに勢力を拡大するための動きをしていましたので、すぐに人材不足になってしまいました。

そこで、人材を採用するための行動を取るのですが、まずは縁故採用に力を入れました。

従業員の知り合いに声をかけてもらって、採用するということです。

感覚的には、これが一番確実と思っていましたので、全員にとにかく誰かを連れてくるように言っていました。

もちろん、誰でもいいというわけではなく、仕事ができる人材が必要なのは言うまでもありません。

その結果、有能な人材が何人か集まりました。

ちなみに、当時から第一印象で人の善し悪しを判断できるようになっていました。

見た瞬間に、仕事ができるかどうかがわかるということです。

縁故で確実な人材を連れて来て、面接で間違いないのを確認しますので、未経験でもすぐに仕事を覚えていき、会社の評価も高まっていきました。

そうなると、ますます事業を拡大しやすくなり、人材が不足してきます。

そこで、求人広告を出すことにしました。

「きつい、汚い、危険」のいわゆる「3K」の職場ですので、いくら給料がいいからといっても、そんなに次々に人が見つかるわけではないのです。

給料などの条件が良ければ、たくさんの応募がありますが、どんな人が来るかわかりません。

と言うよりも、給料目当てで来る人は、ほとんどの場合で使い物にならなかった経験がありますので、その点は慎重に考えました。

そして、求人広告を出した結果、ほとんどが使える人材だったのです!

面接した瞬間にわかり、その通りに仕事をしてくれましたので、さらに会社の評価は上がりました。

この時にわかったのは、良い人材は、自分と同じように良い人材を連れてくるということです。

すでに、良くない人材は、似たような人材を連れてくることも経験していましたので、あらためてそれを感じました。

それはいいとして、なぜか求人広告でも良い人材が集まってきました。

当時は経営の知識とかはありませんので、特に広告内容を工夫したわけではありません。

給料で釣ったわけでもありませんし、仕事内容を楽にしたわけでもなく、休日などの待遇が良いということでもありません。

それなのに、なぜか良い人材が集まってきました。

その理由は、はっきり言ってわかりません。(笑)

ただの偶然かも知れませんが、なぜか良い人材が集まってくる予感がありました。

おそらく、そんなタイミングというか、そういう流れになっていたのでしょう。

理屈で説明できるわけではありませんが、良いことは重なりますし、悪いことも重なりますので、いま思えば、そんな感じだったとしかいえません。

でも、当時は良い人材が集まってくる予感がしていたからこそ、求人広告を出しましたので、そうなったのだと思います。

もし、「使えない人材ばっかりだったらどうしよう?」と思っていたら、おそらく使えない人材ばっかりになっていたと思います。

理屈では説明できませんが、たぶん当たっていると思います。

そうして、さらなる事業の拡大に進んでいきました。

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