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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

下請けから脱出するには?

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最低限の仕事を確保しながら、さらなる事業の拡大を考えていました。

現場仕事ですので、事業を拡大するとなったら、縁故をたどっていくことになります。

紹介もそれほど難しくありませんし、そうすれば何らかの仕事に巡り会えることになりますが、どうしても下請けになってしまいます。

私が仕事をもらっていた先は元請けでしたので、私は下請けになります。

元請けの社長は、元請けとのパイプがありますので、元請けを紹介してもらうことは難しくありません。

そうすれば仕事は増やせますが、私が元請けになれるわけではありませんので、どうしても下請けになってしまいます。

当たり前の話かも知れませんが、それでは元請けになれません。

実際に、元請けの社長を紹介してもらって仕事につなげましたが、当然ながら下請けです。

単価は安くなってしまいますし、ただの人材派遣のようになってしまいます。

そもそも、元請けの社長に「メーカーとか、大きな会社や工場を紹介してくださいよ!?」と言ったところで、紹介してくれるわけがありません。

そんな取引先があるなら、自分でやっているからです。

自分が元請けとして入って下請けを使えば、それだけで利益になります。

また、元請けの社長は元請けや下請けとのパイプが強いことを実感しました。

同じ立場の人同士が仲良くなるというパターンですね。

その当時は、何人かの元請けや下請けの社長と付き合いがありましたが、そんな状況を強く実感していました。

それと同時に、そのままでは同じ状態が続き、似たような状態から脱出できないこともよくわかりました。

自分がメーカーになったり、工場を建てることはできませんが、少しでも早く元請けになる必要を実感していたのです。

そのためには、何かを変えなければなりません。

仕事が一気になくなった現状や実績、自分の年齢を考えると決して悪くない状態ですが、事業の拡大ばかり頭にありましたので、行動を起こすことにしました。

紹介ではダメなことは実感していましたので、自力で何とかしなければなりません。

自力で何とかといっても、自力も何もありませんが。(笑)

何もない状態で大手企業と接点を持つには、大手企業に直接行くしかありません!

ということで、飛び込み営業をすることにしました。

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