オルタナティブ・ブログ > 事業のヒント >

事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

仕事がゼロになって次はどうするか?

»
元請け裏切り作戦が失敗したので、従業員数人を抱えたまま、仕事が一気になくなってしまいました。

まさか失敗するとは思いませんので、天国から地獄に落ちたといえます。

今回の作戦については、誰かに何かを言いたいこともありましたが、結局は自分の責任ですので、気持ちを切り替えることにしました。

何かに責任を転嫁しても状況は変わりませんし、自分で自分の首を絞めるだけです。

気持ちの切り替えは早かったのですが、仕事のあてがありませんので、何とか早く手を打たなければなりません。

時給で雇っていたペルー人は、休んでいる間の給料は発生しませんが、固定給の二人は休んでいる間にも給料が発生しますので、仕事がなければすぐに資金がショートします。

幸い、少しは貯金がありましたので、その貯金を使い果たすまでの猶予があります。

まずは、知り合いの社長に仕事を紹介してもらえるように言いました。

たまたま、その社長の会社で人を探していましたので、まずはそこでお世話になることになりました。

その話が決まるまでに少し時間がかかりましたが、ギリギリセーフというタイミングでした。

ある程度大きな工場があり、その元請けの下ですので、下請けという立場になります。

立場的には何の進歩もありませんが、とにかく仕事がもらえたということで、一安心です。

一安心というよりも、前の仕事に比べればはるかに楽な仕事ですので、従業員としては願ったり叶ったりという状況でした。

しかし、臨時的な仕事ですので、会社の金銭面としてはマイナスが出ます。

その仕事だけでは不十分でしたので、他にもいくつかの臨時的な仕事をこなしていきました。

とにかくいろんな仕事をしていて、売上を確保していました。

「捨てる神あれば拾う神あり」という感じでしょうか。

私は楽観主義ですので、「まあ、何とかなるだろう!?」と思っていたのですが、その通り何とかなったということです。

じっとして頭で考えても何も変わりませんが、動けば動いただけの何かがあって、仕事につながったということです。

何とかなると思いながら動けば何とかなりましたので、この経験は大きかったですね。

ただ、現状では利益が出ませんし、事業の拡大もできませんので、このままではいけません。

私はずっと現場にいるのではなく、自由に動き回れる状態でしたので、それらの仕事をしながら、次の行動に出たのです。

Comment(0)