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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

元請け裏切り作戦失敗のその後

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予想に反して元請け裏切り作戦が失敗しましたので、従業員数人を抱えたまま、仕事が一気になくなってしまいました。

第一弾で成功したノウハウをそのまま実行したのですが、結果は正反対となったのです。

もちろん、こんなものはノウハウでも何でもなく、自業自得の愚な行為といえます。

工場に出向き、工場長と話をしたのを最後に、これらの関係者とは話をすることがありませんでした。

工場長としては、今回の作戦に荷担しているとはいえ、それ以上のことができないのは仕方がありません。

工場の権限を持っているものの、大企業のサラリーマンに変わりはありませんので、工場に問題が起きては困ります。

正当な理由や建前がない以上は、無茶なことができないのは当然です。

また、一緒に計画を実行して、私の親会社となる予定だった元請けの社長も、それっきりの付き合いとなりました。

作戦実行前には何度も打ち合わせをして、計画を練り上げていました。

でも、その社長の会社は、直接的には今回の作戦に関係していません。

作戦が成功して初めて、次の段階で出てきますので、出たくても出られなかったという状況ではあります。

しかし、作戦が失敗したとたんに、連絡も途絶えてしまいました。

私から連絡することもなかったですし、相手から電話がかかってくることもなかったのです。

その社長は、その工場の元請けしかやっていませんので、その工場との話が消えたとなったら、私から連絡する理由がありません。

また、連絡してもどうしようもありませんし、気を遣わせるだけになってしまいます。

その社長としても、私に何と言えばいいかわからず、連絡したくてもできなかったのだと思います。

そんな状況ですので、お互いに連絡することはありませんでした。

結局は、お互いに自分の利益だけしか見ていなかった結果といえます。

そうして、元請け裏切り作戦は失敗というか、自然消滅になってしまいました・・・。

この作戦は失敗に終わりましたが、いろんな勉強になりました。

言うまでもありませんが、どんな状況で何があったとしても、裏切り行為は良くありません。

これもビジネスと割り切る考えもありますが、自分が裏切られる側になったら、当然ながら腹が立つはずです。

それならば、裏切ってはいけないのです。

自分がされていやなことは、人にしてはいけません。

裏切り行為は、自分が裏切られることになるのです。

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